エアークローゼット、日本DX大賞2024で優秀賞受賞!ChatGPT活用でスタイリング提案を進化
株式会社エアークローゼットは、「日本DX大賞2024」のカスタマーエクスペリエンス(CX)部門で優秀賞を受賞しました。同社が開発した「ChatGPTを活用した対話型スタイリング提案システム」が評価され、応募総数132件の中から見事受賞を果たしました。
このシステムは、AIが顧客のファッションに関する好みを詳細に把握し、パーソナルなスタイリング提案を実現するものです。従来、スタイリストは顧客とのやり取りを通じて好みを理解していましたが、ヒアリング時間の制約やスタイリスト間での解釈のずれなど、課題を抱えていました。
そこでエアークローゼットは、ChatGPTを活用することで、顧客とのスムーズなコミュニケーションと、より精度の高いニーズ把握を実現しました。AIが顧客の回答を分析し、不足があれば追加の質問を投げかけることで、的確なスタイリング方針を構築。顧客は、よりスムーズに自分の好みを伝えることができ、より納得のいくスタイリング提案を受けることができるようになりました。
この取り組みは、顧客満足度向上だけでなく、スタイリストの業務効率化にも貢献しています。AIが顧客との初期対応を自動化することで、スタイリストはより高度なスタイリング提案に集中できるようになり、顧客へのサービス品質向上に繋がるというわけです。
今回の受賞は、エアークローゼットがファッションテック企業として、AIやデータ活用による革新的なサービス提供に取り組んでいることを証明するものです。同社は今後も、顧客体験の向上とファッション業界全体のDX推進に貢献していくと意気込みを語っています。
AI・データ活用によるファッション業界のDX推進
エアークローゼットは、創業当初から「発想とITで人々の日常に新しいワクワクを創造する」をミッションに掲げ、AIやデータ活用によるサービス開発を進めてきました。
同社は、顧客の洋服の好みやサイズ、ライフスタイルなどのデータを分析することで、よりパーソナルなサービスを提供しています。さらに、物流やメンテナンスといった業務プロセスにもAIを導入することで、効率化と顧客満足度の向上を実現しています。
エアークローゼットは、AI技術の社会実装を進めるため、明治大学・高木研究室との共同研究も継続的に行っています。同社は、AIやデータ活用に関する研究成果を積極的に公開することで、ファッション業界全体のDXを推進していきたいと考えています。
今後の展開
エアークローゼットは、今後もAIやデータ活用によるサービス開発を進め、顧客体験の向上とファッション業界全体のDX推進に貢献していくとしています。具体的には、以下のような取り組みを進めていく予定です。
AIを活用したスタイリング提案のさらなる進化
顧客データに基づいた商品開発
* サプライチェーンにおけるAI導入による効率化
エアークローゼットは、AIやデータ活用を通じて、顧客にとってより便利で楽しいファッション体験を提供することを目指しています。