XGIMI、2024業績報告を公表し成長を続ける

グローバルな映像技術を提供するXGIMIの成長

グローバルスマートプロジェクターブランドであるXGIMI（エクスジミー）は、最新の業績報告を公開しました。この報告によると、2024年度の売上高は約681億円に達し、特に日本を含む海外市場での売上は前年比で18.94％の増加を記録しました。これにより、XGIMIはさらなる成長を見込んでいます。

2024年度の業績概要

XGIMIは2024年度において、約681億円の売上高を達成しました。この成長は、継続的な研究開発への投資とグローバル規模での販売チャネルの拡大によるものです。特に、日本を含む海外市場では約217億円の売上を上げ、前年比で顕著な成長を遂げています。累計出荷台数は700万台を超え、2023年と2024年にはホームプロジェクター市場での世界出荷量1位を維持しています。

さらに、2024年からは車載機器分野への進出も開始しました。これにより、家庭で培った映像技術を活かして、新たな生活空間での革新的な映像体験を提供する基盤が整いつつあります。

研究開発への投資

XGIMIは、技術革新と製品開発を促進するために、研究開発への投資を惜しみません。2024年度には新たに80件の発明特許を取得し、累計で402件の特許を保有しています。このような知的財産は、同社の成長を支える重要な要素となっています。過去3年間での研究開発にかけた投資額は200億円を超え、2024年だけでも約73.6億円を費やしています。この開発費用が売上高に占める割合は10.8％となり、持続可能な成長を実現するための基盤が形成されています。

グローバルな販売チャネルの拡大

日本国内においては、ビックカメラやヨドバシカメラ、ヤマダデンキなどの主要な家電量販店に加え、Amazonや楽天といったオンラインチャネルでも積極的に製品を展開しています。また、欧州や東南アジアなどの海外市場でも、Best BuyやMedia Marktなどの主要小売店との取り扱いが進展しており、販売チャネルの拡大に成功しています。このような努力が、海外市場での売上を2020年の約35億円から2024年には約217億円へと拡大させています。

車載機器ビジネスへの参入

XGIMIは2024年の初めに車載機器ビジネスチームを立ち上げ、車載事業に本格的に参入しました。この新しい分野では、製品開発から生産ラインの改修、顧客導入に至るまで、わずか1年で達成したと評価されています。現在は8件のプロジェクトが進行中であり、多くは2025年中に量産を開始する見込みです。これにより、XGIMIは「クルマ」という新たな生活空間においても、その映像投影技術を活用し、革新的な体験を提供できることを目指しています。