葬儀と家族の意識
2015-12-25 11:00:02
葬儀に関する家族の意識と実態調査の結果から見えること
葬儀に関する家族の意識と実態調査の結果
2023年10月に実施された調査によると、葬儀に関する家族間での相談は全体的に少なく、特に親や配偶者の葬儀についての会話が希薄であることが浮かび上がりました。調査の対象は40歳以上の男女1,000名であり、その結果は私たちが抱える死に対する考え方や、それに伴う準備の必要性を示唆しています。
家族間での葬儀に関する相談
調査結果では、自分自身や親、配偶者の葬儀について家族間で相談をしたことがある人はわずか4割に過ぎず、残りの6割以上の人が相談していないことが明らかになりました。特に、「自分の親の葬儀について話し合ったことがあるか?」という質問には、80.4%が「ない」と回答しました。この傾向は年代によっても異なり、年齢が上がるにつれて「残された人が決めれば良い」という意識が強まることがわかりました。
配偶者に関しても同様で、自分の葬儀について話し合ったことがある人は35.5%だけで、その多くが「残された家族のために」相談することが分かったのです。相談しない理由としては、「まだ早いから」や「縁起が悪いから」など、様々な心理的要因が影響していることがうかがえます。
自分の老後と葬儀の準備
70代の約3割が老後の準備を何もしていないと答えており、老後に向けた準備の重要性が一層明白になった結果です。具体的には葬儀に関する準備や、墓に関する準備が上位を占めており、自身の死を見据えた準備が必要であると強く感じざるを得ません。
親の葬儀準備に関する意識
親の葬儀に関しては、亡くなる前に準備しておいて良かったものとして「墓」と「葬儀の費用」が挙げられています。一方で、準備をしていなかったため困ったことの中には、案内対象者のリストを用意していなかったことが多くの人に影響を及ぼしました。これにより、やはり親とのコミュニケーションが重要であることが浮き彫りになりました。
夫婦間での葬儀意識の違い
自分の葬儀について希望する人は51.2%に過ぎないのに対し、配偶者の葬儀については82.3%が「したい」と答えています。このデータからは、配偶者に対しては強い思い入れを感じる一方で、自分の葬儀に対してはあまり関与したくないという心理が浮かび上がっています。また、葬儀を「気持ちに区切りをつける機会」と考える人も多く、葬儀の重要性を再認識させられます。
まとめ
葬儀に対する意識は、まだまだ家族間でのオープンな話題とは言い難い状況にあります。自分自身や親、配偶者とのコミュニケーションをもっと深めることで、心の準備や安心感が生まれるのではないでしょうか。株式会社ティアとしては、これらの調査結果を基に、お客様のニーズに応えるサービスを充実させ、信頼される葬儀社としての地位を築いていくことを目指しています。
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