受賞の栄光!リガクの「STAvesta」が機械工業デザイン賞に輝く
リガク・ホールディングスのグループ企業である株式会社リガクが開発した熱分析装置「STAvesta」が、最近開催された第56回機械工業デザイン賞 IDEAにおいて、審査委員会特別賞を受賞しました。この受賞は、本装置の高い測定性能や使いやすさが高く評価された結果です。
機械工業デザイン賞 IDEAとは?
この賞は、製品の外観だけでなく、機能、性能、安全性、操作性、市場性といった多角的な視点から工業製品を総合的に評価するものです。リガクは、この賞を通じて「STAvesta」がもたらす価値を再確認し、さらなる認知度向上を目指しています。
STAvestaのユニークな特徴
「STAvesta」は、熱重量測定(TG)と示差走査熱量測定(DSC)を同時に行うことができる分析装置です。高分子や金属、電池材料など、広範な材料の研究開発や品質管理に活用されています。以下は「STAvesta」の主な特長です。
1. ユニバーサルデザイン
この装置は、利き手に関係なく左右どちらからでもサンプルを扱いやすい設計になっています。また、メンテナンス作業も容易で、角に配置された表示パネルによって、装置の設置方向を問わず温度やエラー情報を確認しやすいという利便性があります。さらに、サンプルの置き間違いを防ぐためのガイド表示も完備しています。
2. 自動機能の充実
「STAvesta」には、自己診断機能「vestaeye」が備わっており、装置の状態を常時監視しながら異常を早期に検出します。加えて、自動調整機能「FlatBlank」が導入されており、ユーザーが装置に常に付き添わなくても測定前の調整が自動で行えるため、操作の簡略化が実現されています。
3. 測定性能と安全性
「STAvesta」は、7種類の電気炉に対応しており、幅広い測定が可能です。オプションとして自動サンプルチェンジャーも導入され、最大52サンプルの自動搬送が可能です。この自動搬送の速度は前モデルの約2.3倍で、効率性と安全性を兼ね備えた設計となっています。サンプルの自動搬送中は、可動部や熱源に触れることがないよう保護カバーが施されており、安全への配慮も行き届いています。
開発の背景
現代の研究開発や品質管理業界では、熱分析に対する専門知識があまりないユーザーが増加しています。こうしたユーザーからは、操作方法や装置の状態確認における不安の声もあり、リガクはその課題解決のために「STAvesta」の開発に取り組みました。従来機で培った技術を引き継ぎつつ、使いやすさを追求した結果、多くのユーザーに親しみやすい装置が生まれました。
リガクグループについて
リガクグループは、1951年に創業して以来、X線分析を中心に熱分析などの先端技術を駆使し、産業や研究の分野で活躍しています。世界中の136の国と地域で信頼されており、国内での高いシェアを誇っている一方、海外売上も約70%に達しています。従業員数は2,000名以上、日々「視る力で、世界を変える」というビジョンのもとにイノベーションを追求しています。
詳しくは
リガク公式サイトをご覧ください。