データ連携の未来を切り開く「DataSpider Servista 5」
株式会社セゾンテクノロジーは、データ連携プラットフォームの最新バージョン「DataSpider Servista 5」を2026年2月に提供開始すると発表しました。このメジャーバージョンアップは、オンプレミス向けの新たなデータ連携ツールとして、企業のデジタル・トランスフォーメーション(DX)を強力にサポートします。
進化したデータ連携処理
「DataSpider Servista 5」とは、プログラミングの知識がなくてもデータ連携処理を簡単に開発できるパッケージ製品です。従来のシステムと最新のクラウドサービスとの接続を可能にし、中小企業から大企業まで、幅広いユーザーに向けたソリューションを提供しています。これにより、企業はレガシーシステムに散在するデータを統合し、システム間での情報共有が行いやすくなります。
DX推進の背景
最近では、テクノロジーの進展により、企業のITシステムはクラウドへ移行する流れが加速しています。しかし、既存の基幹系システムや新たに導入されるSaaSが混在していることで、情報の活用が難しくなっているのが現状です。このような状況において「DataSpider Servista 5」は、データを「つくる」のではなく「つなぐ」ことに着目しました。これにより、企業内に散らばるデータを効率的に活用し、ビジネスの価値創造につなげることが期待されています。
注目の新機能
新バージョンでは、Java21を採用したシステム基盤の刷新により、内部処理の最適化やメモリ管理が改善され、より安定した大規模データ処理が可能となります。また、ユーザーインターフェースも現代的なデザインに改良され、使いやすさが向上しました。さらに、Web版の「DataSpider Studio for Web」との統合により、どこからでもデータ連携を行える環境が整います。
新たなデータ連携のスタイル
特筆すべきは、「DataSpider Servista 5」がSaaS型のデータ連携プラットフォーム「HULFT Square」と連携を強化し、レガシーシステムと現代のデータスタック間のデータ連携がより円滑に行えるようになる点です。具体的には、データリネージュやメタデータの管理、生成AIを活用した自動スクリプトの生成といった新たな機能も予定されています。
価格とライセンス
「DataSpider Servista 5」のライセンスは、Basic Server PackageとAdvanced Server Packageの2つが用意されています。Basicパッケージは360万円から、Advancedパッケージは610万円から開始され、月額での利用も可能なプランも提供されています。具体的な料金は、公式ウェブサイトにて確認できます。
会社概要
セゾンテクノロジーは、「世界中のデータをつなぎ、誰もがデータを活用できる社会を作る」をミッションに掲げ、データ連携のリーダーとして、ITサービスを展開しています。金融業界や流通業界を中心に、さまざまな業種向けにシステム開発と運用を支援し、クラウド型のデータ連携プラットフォームへの注力も行っています。
このように「DataSpider Servista 5」は、企業のデータマネジメントを一新し、うまくデータを活用するための強力なツールとして、一層注目を集めることでしょう。