スプリックス、中南米教育改善事業を始動
株式会社スプリックス(本社:東京都渋谷区)が、経済産業省の令和5年度補正「グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金」に採択されました。この補助金を元に、中南米の教育水準向上に貢献する「日本発デジタル・プラットフォームを用いた教育改善実証事業」を展開します。
プロジェクトの特徴
本プロジェクトでは、スプリックスが開発した国際基礎学力検定「TOFAS」やAIを利用したデジタル教材「SPRIX LEARNING」および「QUREO」などの先進的なEdTechプラットフォームを活用します。これらの技術を使い、地域に根ざした教育機関と連携して現地に導入し、教育の質を向上させることを目指します。
今回の採択は、日本政府が推進する国際連携事業として高く評価されたものであり、持続可能な教育改善を実現するために、学習成果の可視化に取り組みます。
教育格差の解消
中南米地域では教育に関する深刻な問題、特に教育格差が存在しています。具体的には、都市と地方、公立と私立学校間での学力の違いが明らかであり、デジタル教育インフラの不足もその一因です。スプリックスは、これらの課題に対して自社のEdTechノウハウを活かし、個別最適化された学習を提供し、教育の質を高める取り組みを進めます。特に、地方の学校や教育機関との連携を強化し、基礎学力の明確な測定を行うことで、効率的な学習支援策を考案します。
プログラム概要
デジタル教育環境の整備
スプリックスは、各国の教育機関と協力し、インターネット接続や学習用デバイスの充実を図ります。これにより、オンライン教育の機会を増やし、デジタル環境の整備を促進します。
教員向け研修
教員の質も確保するため、STEAM教育に特化した研修プログラムを通じて、授業のノウハウやクラス運営についての専門知識を提供します。これにより、教員の教育方法が向上することが期待されます。
STEAM教育の普及
プログラミングコンテストやワークショップを主催し、子どもたちが楽しみながら学べる環境を整備します。これにより、日本型のデジタル教材を活用したSTEAM教育の普及を図ることが目指されます。
今後の展望
この実証事業を通じて、スプリックスは各国の教育機関との協力を強化し、今後の教育政策への影響力を高めていくよう努めます。これにより、他の中南米諸国やグローバルサウス全体への展開を図り、学力格差の解消に貢献できるよう最大限の努力をします。スプリックスは、日本発の教育ソリューションを通じて、世界中の教育の課題解決に邁進し続けます。
会社概要
スプリックスは、学習塾や教育コンテンツを展開する東証上場の総合教育カンパニーです。個別指導塾として最大手の森塾や、多くの生徒を合格に導く湘南ゼミナールを運営するなど、幅広い教育サービスを提供しています。また、国際基礎学力検定を始め、50ヶ国以上に教育コンテンツを展開するなど、海外事業にも力を入れています。
公式ウェブサイト:
スプリックス公式サイト