上智大学とクロスキャットの連携が生んだ実践的な学び
株式会社クロスキャット(東京都港区、代表取締役社長:山根光則)は、上智大学(東京都千代田区、学長:曄道佳明)とタッグを組み、大学院生に向けたユニークなインターンシッププログラムを実施しました。これは、上智大学の「応用データサイエンス学位プログラム」を受講する学生が、実際のデータを用いてスキルを習得し、自律的なキャリアを形成するためのもので、単位取得の機会も提供されます。
昨年4月に新設されたこのプログラムにおいて、クロスキャットは高い評価を受けており、同社の豊富なデータ利用の実績やAI、データサイエンスに関する豊富な知見が学生たちの学びを支えています。このインターンシッププログラムは、全5日間にわたって実施され、学生たちは自社開発のクラウド型勤怠管理システム「CC-BizMate」に蓄積された勤怠データを分析します。
実際のデータを活用したスキル向上
インターン生たちは与えられたデータを通じて、有益な情報を抽出し、新たな機能を提案するための実践的なスキルを磨きました。最終しょうの成果発表では、クロスキャットのデータサイエンティストやAIエンジニアから直接的なフィードバックを受け、リアルなビジネスの現場を体感しました。
参加した2名の大学院生は、初めてのデータ分析に挑戦し、思わぬ難しさに直面しました。「実データを扱うのが初めてで、前処理に時間がかかり、授業通りにいかなかった」との声も。そして、データ分析手法について先輩たちから多くのアドバイスをもらい、自己の知見を深めたことに興奮を隠せませんでした。
未来を見据えた教育支援
クロスキャットでは、単位取得型インターンシップに留まらず、独自のデータ分析ハッカソンや大学と連携したプログラミング体験など、様々なビジネス体験の機会を提供しています。これを通じて、学生たちはデータサイエンスに対する理解と興味を一層深めることができました。今後も先端技術に基づく教育支援を行い、IT人材の育成に向けた取り組みを推進していきます。
上智大学が目指す教育理念
上智大学は、1913年に設立され、人間の尊厳を重んじ、多様な文化・価値観を受け入れる教育を行っています。「応用データサイエンス学位プログラム」では、学術的知識を実社会に応用する実践力の育成が目標となっています。
さらに、サステナビリティに関する取り組みとして、同社は社会課題の解決に向けた取組みも重視しています。「人、社会、地球環境との共存と持続的な繁栄」のため、全社員が真摯に取り組む姿勢は、企業理念「心技の融和」にも反映されています。
このインターンシップは、SDGsの「4.質の高い教育をみんなに」と「9.産業と技術革新の基盤をつくろう」の達成にもつながることを目指しています。