Zip Infrastructure株式会社、新CFO就任を発表
福島県南相馬市を拠点に、自走式ロープウェイ「Zippar」の開発を手掛けるZip Infrastructure株式会社は、望月隆之氏がCFOに就任したと正式に発表しました。Zip Infrastructureは、福島県が支援する地域復興実用化開発等促進事業を活用し、多くの投資家からの支援を受けながら「Zippar」の技術実証を進めています。
CFO就任の背景
望月氏の就任は、同社のこれからの成長戦略にとって重要なステップです。「Zippar」は、低コストで自由な設計を可能にし、自動運転技術を活かした新しい交通システムです。現在、福島県南相馬市に試験線が建設中であり、この技術が実用化されれば、交通渋滞や公共インフラの高コストといった社会的な課題の解決に寄与することが期待されています。
望月氏は、JPモルガン・チェース銀行及びBNPパリバ・グループにおいて20年以上の金融経験を持ち、今回の就任で経営陣に新たな視点と戦略を提供することが見込まれています。彼は「Zippar」の開発と社会実装を加速するため、効率的な財務戦略を展開し、企業価値と社会的影響を平行して高めることを目指しています。
新CFOのコメント
望月氏は、CFOに就任したことを光栄に感じており、同社が目指すビジョンに対して強い意欲を示しています。「このプロジェクトが地域社会へ与える影響や、グローバルな視点での交通インフラ整備への貢献には、大きなポテンシャルがある」と強調しました。彼は、自走式ロープウェイの実現を通じて、より快適な生活の提供を目指すとしています。
CEOの挨拶
CEOの須知高匡氏は、「金融の専門家がチームに加わることで、Zipparの社会実装に向けたスピードが加速することを期待しています。望月氏の経験と冷静な判断力が、私たちの経営チームを一層強化していくと確信しています」とコメントしました。交通エコシステムの進化が求められている今、競争力を高めるため、全力で努力していく姿勢を示しています。
Zipparについて
「Zippar」とは、従来モノレールの半分の輸送能力を持ちながら、1/5のコストで建設可能な新しい交通システムです。バッテリーとモーターを搭載した自走式で、直線部はロープ、曲線部はレールを使い、スムーズな移動を実現します。Zip Infrastructureは2018年の設立以来、この革新的なプラットフォームの開発を続けており、テストモデルの走行にも成功しています。
会社概要
- - 設立: 2018年7月
- - 所在地: 福島県南相馬市原町区萱浜字巣掛場45-245
- - 代表者: CEO須知高匡
- - 事業内容: 次世代交通システム「Zippar」の開発を通じて、地域の交通課題を解決することを目指しています。国際的な視点からもその可能性を広げています。
Zip Infrastructureは、今後のご期待に応えるべく、引き続き発展し続けていきます。公式ウェブサイトでは、さらなる最新情報や取り組みをご覧いただけます。