大阪・関西万博に向けて進化する次世代型農場の挑戦
大阪で行われる「にっぽんの宝物 世界大会 2025」に向けて、株式会社ビレッジ開発が運営する次世代型農場「でんでん村」が注目を集めています。でんでん村は、デンソーの先進技術を活用し、ミニトマトの栽培を行っていますが、その特筆すべき取り組みは、単なる農産物の栽培に留まらないのです。
次世代型農業の新たな形 「でんでん村」の魅力
「でんでん村」では、株式会社デンソーの技術を応用した「プロファーム T-キューブ」農業用ハウスを使用し、ミニトマトを育成しています。この農場の名称は、デンソーの「でん」や日本デンマークの「でん」、そしてビレッジの「村」という言葉から由来しており、その名に恥じない先進的なアプローチが行われています。
栽培される「うるつやトマト」は、機能性表示食品として位置づけられ、リコピンやGABAといった健康成分を豊富に含んでいます。その糖度は厳格に管理され、これまでに多くの食品アワードでの受賞歴もあります。品質の高さは多くの消費者から評価され、さらなる需要が見込まれるところです。
環境に優しいアップサイクルの取り組み
でんでん村では、収穫したミニトマトの裂果品や葉、茎といった農産物の残渣を廃棄することなく、アップサイクル事業に取り組んでいます。これらの残渣を活用し、発泡酒「白麴トマトサワー」や「うるつやトマトの無水カレーパン」などの新商品の開発を行うことで、廃棄物の削減と資源の有効活用を図っています。
また、トマトの葉や茎は混抄紙として再生され、パッケージやダンボール、パンフレットなど幅広い用途で利用されます。これにより、環境への負荷を軽減し、持続可能性を追求する姿勢が見えます。これらの取り組みは、SDGsの「つくる責任つかう責任」にも寄与しており、企業の社会的責任を果たしています。
大阪・関西万博での未来展望
でんでん村は、2025年に開催される大阪・関西万博において、『にっぽんの宝物 世界大会 2025』に出展する予定です。ここでは、トマト残渣を活用した製品や混抄紙のプロモーションが行われるほか、さらなる製品開発に向けたクラウドファンディングも実施されます。
このプロジェクトは国際的な認知拡大を目指し、農場の持続可能な循環型社会への貢献と共に、健康的なトマトづくりの挑戦を続けています。多くの人々の関心と支援を通じて、その果実が実を結ぶことが期待されています。詳しい情報や支援の方法については、プロジェクトページで確認できます。
持続可能な農業の未来を感じられるでんでん村の取り組みに、ぜひ目を向けてみてはいかがでしょうか。