冨士屋製菓の挑戦
2024-07-31 13:41:40

冨士屋製菓本舗、余剰カレー粉を使ったレシピコンテストでフードロス削減を目指す

冨士屋製菓本舗の新たな試み



創業111年を迎えた冨士屋製菓本舗が、豆菓子『カレー空豆』の製造過程で生じる余分なカレー粉を再利用するため、ユニークな取り組みを始めました。このカレー粉は製造時に発生するもので、社員たちが「魔法のカレー粉」と呼ぶほどの美味しさを秘めています。これを無駄にするのはもったいないと感じた会社は、社員からアイデアを募るためのレシピコンテストを企画しました。

カレー空豆と「魔法のカレー粉」



カレー空豆は、オーストラリア産の高品質な空豆を使用し、手作業で丁寧に袋詰めされています。しかし、袋の中に過剰なカレー粉が入ってしまうと、肝心の豆菓子の量が減るため、製造過程で網でふるい落とさなければなりません。この余ったカレー粉は、豆菓子を美味しく仕上げるための大切な成分であり、その美味しさが社員たちの間で話題になりました。

社内レシピコンテストの開催



このカレー粉を無駄にせずに活用する方法を考えるために、冨士屋製菓本舗のスタッフたちは、自らの料理スキルを披露するレシピコンテストを開始しました。社内LINEを通じての呼びかけにより、予想以上の良い反応が寄せられ、応募者が増加しました。特に超人気の商品券が賞品として用意され、1位の賞金も引き上げられ、スタッフの意欲が高まりました。

レシピ数と投票の実施



最終的に応募されたレシピは19種類。このすべてのレシピは、社長や職人を含む全スタッフが匿名で評価することとなりました。各スタッフは自分が気になったレシピに4票ずつ投票する仕組みで、投票の結果は多様性に富む意見が集まりました。

SNSでの人気投票と結果発表



社内投票を通過した上位4つのレシピに関しては、さらにSNSを通じた人気投票が実施されました。InstagramやLINEを活用し、フォロワーからも参加があった結果、各SNSで異なる特徴が表れました。

優勝レシピ発表



そして栄えある優勝は『カレー春巻き』。このレシピでは、カレー粉を混ぜたじゃがいもをチーズで包み、春巻きの皮でさらに覆って揚げる工夫がなされていました。見た目も美味しそうで、発案者自身もその味には大満足の様子。投票後のスタッフたちは、様々なレシピを試作し合ったり、互いに情報を共有することで、社内の交流も深まりました。

フードロス削減への取り組み



このコンテストを通じて、冨士屋製菓本舗のスタッフたちはフードロスの削減に対する意識を高め、更には家庭での料理に新しいアイデアを持ち帰ることができました。「魔法のカレー粉」は、今後カレー空豆を購入された方にプレゼントされる予定であり、この試みは新商品の開発にもつながっています。

新商品の情報



さらに、カレー空豆の粉を用いた新商品『しお空豆』も登場しました。これは、特に塩味を活かした味わいで、カレー空豆の人気を引き継ぎながら新たなチャレンジを続ける製品です。今後の展開に期待が高まります。


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会社情報

会社名
株式会社冨士屋製菓本舗
住所
大阪府富田林市須賀2-20-2
電話番号
0721-52-2966

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