大丸別荘が創業160周年を迎える歴史的展示会を開催

大丸別荘160周年とその記念イベント

福岡県筑紫野市にある大丸別荘は、2025年に創業160周年を迎える。この節目を祝し、地域の皆様やお客様に感謝の意を表すため、特別な展示会が行われることが決定した。

創業160周年の意義

創業からの160年を振り返ると、江戸時代から令和時代に至るまでの長い歴史の中で、地域とお客様との深い結びつきがあった。大丸別荘は「お客様の人生に彩を添える場所でありたい」という理念のもと、進化し続けてきた。今回の展示会は、その決意を新たにする機会となる。

大正亭の歴史と展示会

特に注目すべきは、現在閉館中の大正亭での展示会だ。107年の歴史を持つこの木造建築は、多くの著名人が宿泊した場所としても知られており、こちらでも特別に一般公開が行われる。大正亭は、過去に天皇陛下や作家松本清張氏など、数多くの歴史的な瞬間を見守ってきた建築物だ。

展示会では、大丸別荘が保存している歴史資料や美術品も展示される予定であり、地域住民や観光客が参加できる貴重な機会となる。訪れる人々は、単に歴史を感じるだけでなく、地域の文化を再認識することもできるだろう。

特別ランチのお知らせ

さらに、創業160周年を記念した特別ランチも開催される。贅沢な食材を使ったすき焼き風牛肉や鯛の手まり寿司など、全23種類が詰まったお弁当が提供される予定だ。これは、20年前に皇太子殿下（現・天皇陛下）が召し上がった昼食の再現で、当時と同じお重に盛り付けて提供される。

特別ランチは、2025年6月12日、19日、26日の3日間、各日限られた10名のみを対象に実施され、価格は11,000円（税込み）。予約は必須で、電話番号は092-924-3939となっている。日頃の感謝の気持ちを込めて提供されるこの一品は、料理を通しても大丸別荘の伝統と感謝の思いを感じることができるだろう。