自殺対策レジストリ刷新
2024-07-09 15:19:21

TXP Medical、自殺対策推進センターと連携し、自傷・自殺未遂レジストリを刷新

自殺対策の強化に向けたレジストリ刷新プロジェクト始動



近年、日本では自殺が深刻な社会問題となっており、特に10代から20代の若年層では死因の第一位となっています。この問題への対策として、いのち支える自殺対策推進センター(JSCP)は、自傷や自殺未遂により救急医療機関に搬送された患者の情報を登録・集積する「自傷・自殺未遂レジストリ」を運用しています。

TXP Medical株式会社は、このレジストリの刷新プロジェクトを受注し、より効率的で負担の少ないシステムを構築することになりました。このプロジェクトは、2022年度より日本臨床救急医学会とJSCPが共同で運用を開始しており、現在57機関が参画しています。将来的には、全国の救命救急センター全てへの参画を目指しています。

従来のレジストリの課題克服



従来のレジストリは、コスト、カスタマイズ性、開発速度などの課題を抱えていました。TXP Medicalが開発したEDCシステムは、FileMakerを基に構築され、ユーザーフレンドリーでカスタム開発が迅速に行えるよう設計されています。このシステムには、項目判別の容易さ、リマインド機能、電子カルテの検査データをOCRで電子化する機能などが搭載されており、データ入力の負担を大幅に軽減することができます。

NEXT Stage ERとの連携による効率化



TXP Medicalが提供する救急外来システムNEXT Stage ERとの連携機能により、NEXT Stage ERに登録された患者データを本EDCシステムに取り込むことができます。さらに、電子カルテ画面からOCRを用いて情報を取り込むことも可能です。これにより、データの質と悉皆性が向上し、今後の自殺対策に関わる研究の質を高めることが期待されます。

自殺対策の強化と支援への貢献



TXP Medicalは、このプロジェクトを通じて、自傷・自殺未遂者の支援に貢献することを目指しています。より多くの患者の情報を集めることで、自殺の実態を把握し、効果的な対策を検討することが可能になります。将来的には、自殺予防のための社会全体の意識改革や、自傷・自殺未遂者のための支援体制の強化に繋がることを期待しています。

TXP Medicalについて



TXP Medicalは、「医療データで命を救う。」をミッションに、現役の救急医・集中治療専門医が立ち上げたスタートアップ企業です。医療データシステムの開発・提供、医療AI技術の開発・提供、医療データプラットフォームの構築など、様々な事業を行っています。


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