Z世代の環境意識調査
2025-04-29 10:20:47

Z世代の環境意識調査:高い認識とストレスを両立する大学生

近年、環境問題に対する意識が高まっている中、Z世代の大学生たちの実情が明らかになりました。株式会社RECCOOが運営するクイックリサーチサービス『サークルアップ』が実施した調査によると、約6割の大学生が自らの環境意識を高いと認識していることがわかりました。しかし、この意識の背景には、公共教育やSDGsに関連した取り組みの影響が色濃く反映されています。

特に「自分は環境意識が高い」と感じている大学生は、11%が「非常にそう思う」、48%が「まあそう思う」と回答しました。その半面、37%の学生は「あまりそう思わない」とし、意識が高いとされる層は少数派であることも示唆しています。この結果を受けて多くの学生からは、

- 「小学校からSDGsについて学んできたので、身近に感じている」
- 「エコバッグや折り畳み傘を持ち歩いて、節約している」
- 「ペットボトルを避け、マイボトルを使っている」

といった意見が聞かれ、環境意識と実生活での持続可能な選択を両立させようとする姿勢が見えてきました。

一方で、環境問題に対する高い意識とは裏腹に、日常生活における利便性が不満の種となることもあります。調査の結果、紙ストローに対して72%の学生が不快感を持ち、レジ袋の有料化についても32%が同様の不満を表明しました。

学生の意見としては、「飲み終わる前にフニャッとしてしまう紙ストローがストレス」という声が多く、実際の利便性が低下することに敏感であることがうかがえます。また、レジ袋の有料化に関して、
  • - 「袋を忘れて二重に買ったら逆にゴミが増える」

という不満も寄せられており、利便性と環境意識のバランスをどう取るかが問われていることに対する反発もあるようです。

さらに、企業に求める施策として、大学生の47%が食品ロス削減を挙げており、再生可能エネルギーの導入やプラスチック削減よりも高い関心が寄せられています。「食」というテーマは、生活に密接に関連しているため、大学生たちの間でも敏感に反応していることが要因でしょう。

SDGsロゴに対しては、88%の学生が好意的な印象を持っており、肯定的な意見では「社会全体を考えた姿勢が好感」や「環境に配慮した商品を選ぶ」という声がありました。しかし、実際の取り組みが伴わない限り印象に過ぎないという懸念もあり、そのあたりのバランス感覚が求められています。

総じて、Z世代の大学生は、環境問題には関心を持ちながら、日常生活において便利さが損なわれることには否定的です。今後、環境意識を高めつつも、日常生活の利便性を保つための工夫が企業や社会全体に求められるでしょう。

この調査に関心がある企業は、サークルアップを通じたデータ提供を利用することも可能です。より深くZ世代の本音を知りたい方は、ぜひお問い合わせください。調査結果や背景、意識形成の要因について詳しく知ることで、今後の環境戦略に役立てられるでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社RECCOO
住所
東京都渋谷区恵比寿1-23-23 恵比寿スクエア3階
電話番号
03-5725-0406

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