完全養殖ぶり新発売
2024-04-08 18:02:01

セブンプレミアムから完全養殖ぶりが新登場、MEL認証取得へ

セブンプレミアム、完全養殖ぶりを全国発売



セブン&アイ・ホールディングスが、プライベートブランド「セブンプレミアム フレッシュ」から新たに完全養殖ぶりを発表しました。この商品は、2024年4月8日(月)より全国のイトーヨーカドー及びヨークの一部店舗で販売が開始されます。

これは、同ブランドから初めて取得したMEL認証を伴う商品で、水産物の持続可能性を重視した取り組みを示しています。MEL認証は、国際的な水産物に関する認証制度であり、環境への配慮を持った養殖業者に与えられます。セブン&アイグループは、イトーヨーカドー、ヨークベニマル、ヨークの3社がこの認証を取得しています。

持続可能な水産資源への挑戦



近年、漁業と水産物の持続可能性が重要な課題とされており、ますます進化する技術と責任ある養殖の推進が求められています。セブン&アイグループは、2019年に制定した環境宣言『GREEN CHALLENGE 2050』のもと、持続可能な調達活動に力を入れています。

この取り組みの一環として、イトーヨーカドーは2020年にMEL認証を取得し、自社のオリジナルブランド商品ではMELマークの付与を進めています。今回の「完全養殖ぶり」は、天然資源に依存することなく、人工的に孵化させた稚魚を育てたものです。この養殖方法は、環境への影響を最小限に留めつつ、持続可能な形での水産物の供給を目指しています。

商品の特徴と魅力



新商品「完全養殖ぶり」は、熊本県で育てられたもので、稚魚段階から厳選された餌で育成されています。天草灘という外洋に直面した環境下で、潮流の難しい条件下でも育てられており、味と質にこだわっています。

このぶりは、切身や刺身用の形態で販売され、価格は切身が100gあたり358円(税込386円)、刺身用が100gあたり498円(税込537円)となっています。販売は約3ヶ月の期間を予定しており、主にイトーヨーカドーとヨークの合計約120店舗で展開されます。

生産者の声



熊本県天草市の養殖業者、平山千一氏は「養殖業の持続可能性は種苗の安定した調達にかかっており、環境への配慮が求められる時代」と語ります。人工ふ化技術の確立には多くの課題がありますが、持続可能な漁業の実現に向けた取り組みに情熱を燃やしています。

彼の思う「顔が見えるお魚」ブランドは、イトーヨーカドーとの協力で、消費者にとって安心でおいしい魚を提供することを目指しています。

将来を見据えた取り組み



「完全養殖ぶり」は、消費者が健康で持続可能な選択をできるようにするための取り組みの一環です。セブン&アイグループは、さまざまな商品やサービスを通じて、環境や水産資源の保全に積極的に寄与していく考えです。

今後も『GREEN CHALLENGE 2050』の理念のもと、持続可能な社会を実現するために努力を続けていきます。

会社情報

会社名
株式会社セブン&アイ・ホールディングス
住所
東京都千代田区二番町8番地8
電話番号

トピックス(グルメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。