KLabとHOMMA、UAEにAIスマートホーム事業の合弁会社を設立
KLab株式会社とHOMMA Group株式会社が、アラブ首長国連邦(UAE)、特にドバイに新たな合弁会社「KLab HOMMA Living Innovation Middle East」(略称:KH Living)を設立することが発表されました。この合弁事業は、高級住宅向けのビルトイン型スマートホームシステム「Built-in Intelligence」を中心に展開され、テクノロジーとデザインが融合した新しい住生活のスタイルを提供していく狙いがあります。
スマートホーム市場のトレンド
従来のスマートホームは、購入したIoT機器を後付けするスタイルが主流でしたが、最近ではAIを活用した自律型システムへの移行が進んでいます。このAIが住人の生活習慣を学び、環境に必要な調整を自動で行うことで、より快適で安全な住環境が実現可能です。特に、照明や空調、セキュリティ、さらには健康管理に至るまで、用途は広がりを見せています。そのため、設計段階からテクノロジーを住宅に組み込む「ビルトイン型」のアプローチが急務だと言えるでしょう。
世界のスマートホーム市場は、2025年には1,475億ドル、2032年には6,332億ドル規模に達すると予想されています。この成長は、テクノロジーが私たちの生活に不可欠なものとなりつつあることを示しています。
KH Livingの特徴とビジョン
KH Livingは、HOMMAが提供するビルトイン型スマートホームシステムを中心に、デザインの革新を追求します。特に、世界的に有名な建築家や内装デザイナーと連携し、ユニークで斬新な住宅デザインを提供していきます。また、壁全体を利用した大型LEDディスプレイなど、未来的なエクスペリエンスを提供することも目指しています。
これにより、従来のスマートホームとは一線を画した、新たな生活空間の定義を目指しています。KH Livingは、KLabの地元ネットワークを活用しながら、HOMMAの先進的な技術を融合させ、UAEの高級住宅やホテル、リゾート開発市場での地位確立を図っていきます。
なぜUAE?
KH LivingがUAEを選んだ理由は、そこに存在するユニークな市場条件によるものです。
1.
急成長する住宅市場: ドバイでは2025年に不動産取引総額が9,170億AED(約2,497億ドル)に達すると予測されています。新築物件が市場取引の約6割を占め、新技術を導入する好機となっています。
2.
需要の拡大するスマートホーム市場: UAEのスマートホーム市場は年平均27.5%で成長すると見込まれ、技術が一般的な生活の一部になることが期待されています。
3.
集まる富裕層: ドバイは富裕層の移住先としても注目されており、2025年には630億ドルの資産流入が見込まれています。
4.
オープンな制度環境: 所得税やキャピタルゲイン税がないほか、外国人も100%の所有権を取得できる制度が整っており、高品質な需要を支えています。
会社概要
新会社「KH Living」は、KLabとHOMMAが持つ先進的な技術とデザインを融合し、UAEの高級住宅市場に新たな価値を提供することを目指しています。今後の展開が非常に楽しみです。
KLabは2000年に設立され、モバイルゲームやAIエンターテインメント事業に注力。一方、HOMMAは2016年に設立されて以来、高級物件向けのビルトイン型スマートホームシステムを提供してきました。これからの新たな取り組みに、ぜひ注目してください。