ついに最終回を迎えた『きらきらアフロTM』
2001年4月に始まり、全1182回の歴史を刻んできた人気番組『きらきらアフロTM』が、9月26日(木)にその幕を下ろしました。出演者の笑福亭鶴瓶さんと松嶋尚美さんが大阪で収録を行い、ファンとの特別な瞬間を共有しました。その模様をお伝えします。
歴史的な瞬間の告白
2000人を超える応募者の中から見事選ばれた120人の観客の前で、鶴瓶さんと松嶋さんは懐かしいスタッフたちと再会。その中で、普段は忘れがちな松嶋さんも、スタッフの顔をしっかりと覚えていました。しかし、彼女の思い出がすべて鮮明というわけではなく、息子のサッカーチームの名前を今でも覚えられない様子に、観客たちは笑いに包まれました。
最終回では、前回の放送で自らメモを作成し、松嶋さんが放送23年間で発した名言を披露したり、鶴瓶さんの姉についての懐かしい話を振り返ったりしました。松嶋さんが語る思い出の数々は、視聴者にとっても強い印象を残しました。
大阪ならではのやりとり
これまでの番組では、観客との交流が常に大きな見どころとなっていました。「きらきらアフロin大阪城ホール」などの大型イベントも視覚の楽しみであり、大阪らしいノリがあります。今回も、松嶋さんが懐かしい「河内音頭」を観客と一緒に歌うシーンがあり、観客が即座に合いの手を入れる姿は非常に印象的でした。これには鶴瓶さんも「何の集まりや」と笑いながらも、観客と一体となるその瞬間を楽しみました。
続々とよみがえる思い出
最終回の収録を経て、鶴瓶さんと松嶋さんはさまざまな過去のエピソードを振り返りながら、互いの思い出の宝箱を開くような時間を過ごしました。鶴瓶さんは「毎回の松嶋の話は全然色あせない」としみじみ語り、「お前の話を聞くためにこの25年待っていたようなものだ」と心情を明かしました。
そして、松嶋さんがケニア旅行の時の思い出を披露し、驚きの結末を語り出すと、観客の期待感が高まりました。「これが来週から見れなくなります」と続ける鶴瓶さんが、松嶋さんにさらなる提案をする場面も。それはこの番組が持つ、名残惜しいがずっと続く愛情を象徴する瞬間でした。
別れの時を飾る『きらきらアフロ展』
最終回が終わった後も、『きらきらアフロ』はその記憶を大切にし、2024年9月23日から10月6日まで、テレビ大阪1階ホールで「きらきらアフロ展」を開催します。過去のノベルティやポスターが展示され、ファンとの交流が深まるこのイベントにぜひ参加してみてください。入場は無料で、訪れた人には番組グッズが当たるチャンスもあるのでお見逃しなく!
長い歴史を得た『きらきらアフロTM』。これにて23年間の旅が完全に締めくくられることとなりますが、視聴者の心の中にその思い出の色が永遠に残ることでしょう。いつかまた、あの楽しい時間を振り返る日が来ることを願ってやみません。