GlobalLogicとVolvo Carsが新たなモビリティへの共創を開始
GlobalLogicとVolvo Carsの新しい協業
2023年7月1日、GlobalLogic Inc.とVolvo Carsが新たな協業を発表しました。本提携は、デジタルモビリティの未来を築くための重要な一歩です。GlobalLogicは、日立製作所の米国子会社であり、ボルボ・カーのパートナーエコシステムにおいて、エンジニアリングサービスの戦略的パートナーに選ばれました。
この協力関係では、両社が最新の技術を駆使し、質の高い人材を活用することで、次世代のスマートかつスケーラブルなデジタルモビリティ体験の創造に力を入れます。具体的には、車両のライフサイクル全体にわたってソフトウェアをアップグレードするアプリケーションの設計・開発に取り組むことになります。
専門性と技術力の融合
GlobalLogicのMobility & Industrial事業分野のグループバイスプレジデント、ラムキ・クリシュナ氏は、「ボルボ・カーから信頼されるパートナーとして選ばれたことを大変光栄に思っています。この協業は、私たちが最高のソリューションを提供する能力を証明するものです。」と語っています。このメッセージは、両社の協力によって、モビリティ業界に革新をもたらすことを示唆しています。
GlobalLogicの強みは、過去20年以上にわたる自動車ソフトウェア開発にあります。その専門知識を活かし、ボルボ・カーの安全で持続可能な移動体験をさらに向上させることに寄与します。具体的な取り組み内容には、ソフトウェア定義型自動車のアーキテクチャとネットワーキング、デジタルコックピット開発、自動運転技術、電動車両の推進が含まれます。
第三者評価と成果
すでにGlobalLogicは、2024年の「Volvo Cars Supplier Expo」で、ソフトウェアエンジニアリング企業として唯一「Resilience Award」を獲得した実績があります。この受賞は、イノベーションを通じて付加価値を生み出す能力を示すものであり、今後の展望に期待が寄せられています。
GlobalLogicのビジョン
本社をシリコンバレーに置くGlobalLogicは、世界中の企業に対してデジタルビジネスの成功を支援しています。特に、エクスペリエンスデザイン、先進エンジニアリング、データ専門知識を組み合わせて、質の高いデジタルエクスペリエンスを提供しています。このような背景からも、ボルボ・カーとの協業は非常に意義深いものとなります。
GlobalLogicは、社会イノベーションに向けた取り組みを強化し、データと技術の融合によって、持続可能な社会の実現に貢献するとしています。今後の展開に大きな期待が寄せられます。
日立製作所の役割
GlobalLogicの親会社である日立製作所も、IT技術を活用した社会イノベーションを進めており、環境問題や経済成長に貢献することを目指しています。グローバルに展開する日立のビジネスは、デジタルシステム、エネルギー、モビリティなど、多岐にわたります。2024年度には売上収益が9兆7,833億円に達する見込みであり、その成長は非常に期待されています。
本パートナーシップを通じて、GlobalLogicとVolvo Carsがどのようなイノベーションをもたらすか、今後も注目していきましょう。
会社情報
- 会社名
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株式会社 日立製作所
- 住所
- 東京都千代田区丸の内一丁目6番6号
- 電話番号
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