豪州でESG型開発事業
2024-06-26 11:38:33

東京ガス不動産、豪州でESG型不動産開発事業に参画!スビアコ開発で持続可能な都市づくりへ

東京ガス不動産、豪州でESG型不動産開発事業に参画!



東京ガス不動産株式会社は、豪州現地法人を通じて、西豪州のスビアコ市での不動産開発事業「スビアコ開発」に参画することを発表しました。本事業は、豪州デベロッパーであるシダー・ウッズ社との共同開発で、分譲マンションを建設する計画です。

スビアコ市は、西豪州の州都パース市の中心部からわずか4キロメートルに位置し、学校、病院、公園などが充実した利便性と住環境の質の高いエリアとして知られています。

持続可能な都市づくりを目指した開発



「スビアコ開発」では、2期にわたって3棟の分譲マンションを開発し、住宅不足の解消と高齢化社会への対応を目指します。一部住戸をシニア層向けとすることで、多様なニーズに対応する計画です。

さらに、敷地の一部を公開緑地として整備することで、周辺環境との調和を図り、一体的な緑地帯を形成します。マンション内には中庭を設け、居住者同士のコミュニティ形成を促進することで、魅力的な生活空間を創出します。

開発においては、日射の効率利用や自然換気を促進するデザインを採用し、太陽光パネルを設置するなど、環境負荷の低減に積極的に取り組みます。豪州のエネルギー効率指標NatHERSで7以上の取得を目指し、快適性と環境性能の高い住空間を実現します。

海外不動産事業の拡大とESGへの取り組み



東京ガス不動産は、海外不動産事業を成長領域と位置づけ、2030年までに豪州を中心として600億円規模の投資を計画しています。本事業を通じて、ESG型不動産開発事業を海外でも展開し、街に新たな価値を創出し、ネット・ゼロへの貢献を目指します。

スビアコ開発概要



所在地:2 Upham Street, SUBIACO WA 6008
主要用途:共同住宅(3棟)
共同開発者:Cedar Woods Properties Limited
竣工予定:1期 2028年9月、2期 2029年10月(予定)
* 開発面積:9,784㎡

東京ガス不動産の海外事業



東京ガス不動産は、2023年1月に豪州現地法人「TOKYO GAS REAL ESTATE AUSTRALIA PTY LTD」を設立しました。同社は、海外不動産事業の企画推進、新規案件開発、参画プロジェクトの運営管理などを担います。

シダー・ウッズ社について



シダー・ウッズ社は、1987年に設立された豪州の不動産開発会社です。パースに本社を置き、幅広い不動産開発事業を展開しています。

東京ガス不動産について



東京ガス不動産は、1953年5月に創業した、東京ガスの100%子会社です。不動産開発、不動産管理・賃貸・仲介など、幅広い事業を展開しています。従業員数は2024年6月時点で188名です。

東京ガス不動産の海外進出、ESGへの強い意志を感じさせる



東京ガス不動産が豪州でESG型不動産開発事業に参画したことは、同社の海外事業拡大と持続可能性への強い意志を示すものといえるでしょう。

近年、ESG投資への関心が高まる中、不動産業界でも環境配慮型開発への取り組みが加速しています。東京ガス不動産は、国内での実績を活かし、海外においてもESG原則に基づいた開発を進めることで、社会貢献と事業成長の両立を目指しています。

今回の「スビアコ開発」は、単なる分譲マンション開発にとどまらず、環境負荷の低減、地域社会への貢献、居住者の生活の質向上など、多角的な視点を取り入れた開発となっています。

特に、公開緑地の整備や中庭の設置によるコミュニティ形成の促進は、都市空間の質を高めるだけでなく、居住者の健康増進にも貢献する取り組みとして注目されます。

また、豪州政府機関によるエネルギー効率性に関するレーティングシステム「NatHERS」で7以上の取得を目指すことも、環境への配慮と快適性の両立を重視する姿勢を表しています。

東京ガス不動産は、今後、海外不動産事業においてもESG型開発を推進していくことで、世界で持続可能な都市づくりに貢献していくことが期待されます。

今後の展開への期待



今回の「スビアコ開発」は、東京ガス不動産の海外事業における最初のステップとなるでしょう。同社は、今後、豪州だけでなく、世界各地でESG型不動産開発事業を展開していくことが予想されます。

国内外でESGへの意識が高まる中、東京ガス不動産は、その豊富な経験とノウハウを生かし、環境配慮型開発のリーディングカンパニーとして、さらなる事業展開を進めていくことが期待されます。

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