Acompanyが設立した新たなコミュニティ「Confidential Computing JP」
株式会社Acompany(アカンパニー)は、名古屋市西区に本社を構える企業で、プライバシーに配慮したデジタル体験、いわゆるプライバシーDXを推進しています。最近、同社はConfidential Computing(秘密計算)の普及と啓発を目的としたコミュニティ「Confidential Computing JP」を立ち上げました。このコミュニティは、多くの人々がConfidential Computingに関する知識を深め、技術者同士のつながりを築く場としての役割を果たすことを目指しています。
設立の背景
Acompanyは、企業が抱えるプライバシーに関する課題を解決するために、多岐にわたるプライバシーDXの技術を研究開発しています。その中で特に注目されているのが、TEE(Trusted Execution Environment)を用いたConfidential Computing技術です。この技術は情報のセキュリティを保ちながら機密なデータの処理を可能にし、企業にとって欠かせないパートナーとなるでしょう。
Confidential Computing市場は、2024年から2032年にかけて年平均成長率50.5%を予測されている成長分野です。この状況に対処するためには、知識と専門性が非常に重要ですが、残念ながら日本語での情報が限られているため、独自に情報収集や学習を続けることは容易ではありません。そこで、Acompanyはコミュニティを設立し、共に学び合う機会を創出することにしました。
コミュニティの活動と初回イベント
「Confidential Computing JP」では、定期的に勉強会を開催し、各メンバーが専門知識を共有する場を提供します。また、様々な業界からの人々が参加できるオープンな環境を整え、技術者同士がネットワーキングを行えるようにすることで、新たなコラボレーションやキャリアの機会を創出したいと考えています。
最初のイベントは、2025年1月15日(水)18時よりオンラインで開催されます。内容は、「Intel SGX勉強会1」と題されており、コミュニティの主旨やConfidential Computingの最新動向について説明します。このイベントは、興味のあるすべての方に参加を呼びかけており、connpassからのエントリーが必要です。
主なアジェンダは以下の通りです。
- - Confidential Computing技術コミュニティの主旨
講師: Acompany R&D マネージャー 牧野充朗
- - Confidential Computingの最新動向
講師: Acompany パブリック・アフェアーズ スペシャリスト 竹之内隆夫
講師: Acompany R&D TEEスペシャリスト 櫻井碧
コミュニティ参加者は、自身の専門性を高めるだけでなく、業界の最新情報にふれ、新たな仲間をつくることができる素晴らしい機会です。興味のある方は、ぜひ参加してみてください。
プライバシーテックについて
また、プライバシーテック(PETs)という用語に関しても紹介しておきます。これは、個人データの保護に特化したテクノロジーの総称です。特に、現代の情報社会における個人データの管理が重要視されており、安全性の確保は不可欠です。Confidential Computingは、その代表的な技術の一つであり、データ分析を暗号化しながら実現する方法です。その他にも、個人の特定を難しくする「k-匿名化」などの手法があります。
会社概要
「Confidential Computing JP」の運営母体である株式会社Acompanyは、2018年に設立され、プライバシーDXを実現する様々なサービスを提供しています。本社は名古屋市西区にあり、全国へ向けたサービスを展開中です。公式サイトやお問い合わせ情報も併せてご確認ください。
是非、これからのプライバシーDXの展開を一緒に見届けていきましょう。