和歌山県の新たな挑戦!山椒を未来へ繋ぐスパイス調味料
和歌山県有田川町で、ぶどう山椒の生産に力を入れている篠畑農園は、新たなスパイス調味料「後がけ 山薫るスパイス」を発表しました。この商品は、特に山椒に興味を持っている人々に向けて、その魅力を広めることを目的としています。2024年9月2日からクラウドファンディングプラットフォームCAMPFIREにて先行販売が始まります。
ぶどう山椒とは?
ぶどう山椒は、独特の大きな房で実る山椒の一種で、その名の通りぶどうのような見た目をしています。この品種は江戸時代から地域で大切にされてきましたが、現在、産地を支える若手農家が少なくなっているのが現状です。篠畑農園の代表、篠畑雄介氏は、山椒の魅力を広めることで次世代へとつなげたいという強い思いがあります。
「後がけ 山薫るスパイス」の魅力
「後がけ 山薫るスパイス」は、山椒特有の痺れを抑えつつ、その爽やかな香りを引き立てた万能調味料です。篠畑氏は自ら山椒が苦手だった過去を通じて、「もっと多くの人に山椒の良さを知ってもらいたい」という願いからこの商品を開発しました。
スパイスには塩やガーリック、オニオンなどがブレンドされ、さらにジンジャーやカルダモンなどの爽やかな風味が加わります。料理に使用する際は、調理後に振りかけることで香りが最大限に引き立ちます。
地元とのコラボ企画
クラウドファンディングのリターンとして、地元のクラフトビールやジビエソーセージとのコラボ商品も用意されています。「山椒クラフトビール」を製造するブルーウッドブリュワリーは、地域の素材を活かし食事にも合うビールを生産しています。これにより、山椒の新たな楽しみ方を提案します。
また、ジビエソーセージについては、メツゲライサカモトが製作を担当。山椒の風味を上手に取り入れた商品で、食にこだわりを持つ人々にも満足いただける仕上がりとなっています。
ぶどう山椒オーナー制度
篠畑農園では、飲食業界やぶどう山椒のファンに向けて「ぶどう山椒オーナー制度」を提供しています。この制度では、オーナーになった人は20年間にわたり自分の樹から収穫された山椒を受け取ることができるというユニークなサービスです。その間、木が成長するにつれて収穫量も増加し、最終的には高品質な粉山椒として手に入ることになるでしょう。
未来に向けて
高齢化が進む中、有田川町のぶどう山椒が存続するためには新しいファン層を開拓することが不可欠です。このプロジェクトを通じて、篠畑農園は若手の農家がロールモデルとして活躍できるように活動を展開していきます。私たちもその応援をしていくことが必要です。地域の特産品を守り、次世代に引き継いでいくために、積極的にサポートしていきましょう。
ぜひ、CAMPFIREのページを訪れてみてください。未来の山椒を支える一歩を共に踏み出しましょう!