POLYMERIZE社の新しいAIエージェント「Pixa」の登場
シンガポールに拠点を置き、データ及びAIを駆使した研究開発のDXサービスを展開するPOLYMERIZE合同会社は、革新的なAIエージェント「Pixa」を正式にリリースしました。この新しいツールは、同社の統合型マテリアルズ・インフォマティクス(MI)プラットフォーム「Polymerize Labs™」に組み込まれています。
「Pixa」は、研究者が自然言語で質問することにより、機械学習の実行方法、材料研究特有のデータ問題、プラットフォームの使用方法など、様々なサポートを提供します。これにより、研究者は日常業務で直面する小さな課題を迅速に解決でき、研究の効率性を向上させることが期待されています。
データ・AIの活用を日常に
現在、多くの企業が研究開発におけるデータ・AIの活用に注目していますが、実務の場面では専門用語の難しさや、どこから手をつけるべきかの判断に悩むことが多いのが実情です。
「Pixa」の開発は、こうした「迷いやすさ」を解消するために行われ、研究者が自ら考え行動できる環境を整えることを目的としています。具体的には、以下のような機能が注目されています:
1.
基礎知識の提供:データサイエンスや機械学習に関する専門用語や手法について、自然言語で質問することで迅速に情報を得られます。
例: 「ガウス過程回帰とは?」
2.
問題解決の提案:データの不足や偏りといった研究現場でのよくある課題に対して、次に取るべきアクションや改善案を提示します。
例: 「モデル精度を向上させる方法は?」
3.
操作ガイド:プラットフォームの使用方法について、自然言語で質問することで、手順を簡単に理解できます。
例: 「データのアップロード方法は?」
4.
直感的な操作:自然言語でコマンドを出すだけで、プラットフォーム上の一部操作が実行できます。
例: 「使用頻度の高い原料を教えて」
データ活用の実現をサポート
「Pixa」は、OpenAIのビジネス向けChatGPTサービスを基盤として構築されており、ユーザーのデータの安全性とプライバシー保護を最優先に考えられています。顧客のデータがAIの学習に使われたりすることはないため、安心して利用できる環境が整っています。
POLYMERIZEのCEOであるKunal Sandeep氏は、「Pixaが研究者の日常の課題を解決し、データ・AI活用がさらに発展することを期待しています。」とコメントしています。このように、Pixaは研究開発の生産性向上を目指す重要なステップと位置付けられています。
イベント出展・講演の予定
POLYMERIZE社は今後、以下のイベントに参加し、データ・AI活用に関する知見を広めるための講演を行う予定です。ぜひ、会場でその成果を体験してみてください。
- 日付: 12月3日(水)〜5日(金)
- 会場: 東京ビッグサイト 南ホール ブース#: S-66
- 講演日時: 12月5日(金) 10:50〜11:40
- 日付: 12月4日(木)〜5日(金)
- 会場: ウィンクあいち
- 講演日時: 12月4日(木) 13:00〜14:00
イベントでは、データ前処理の重要性や、材料特有の知識が研究成果にどのように影響を与えるかについても発表します。
POLYMERIZEについて
POLYMERIZEは、シンガポールを拠点に持ち、データ・AIを駆使した材料研究開発支援を専門とする企業です。専門家チームによる実践的なサポートと、独自の「Polymerize Labs™」を活用し、次世代の材料革新に向けた取り組みを推進しています。
【企業情報】
- - 社名: POLYMERIZE合同会社
- - 所在地: 東京都港区虎ノ門1-10-5 KDX虎ノ門一丁目ビル11F
- - 代表者: Kunal Sandeep
- - 設立: 2023年5月
- - 事業内容: データ・AI駆動型による材料研究開発支援サービス
- - HP: https://polymerize.jp