中国新聞社「たるポ」が日本新聞協会技術委員会賞を受賞
広島を拠点とする株式会社中国新聞社が運営する顧客データ基盤「たるポ」が、2026年度日本新聞協会技術委員会賞を受賞しました。この表彰は、中国新聞社にとって2013年度以来、実に5回目の受賞となります。地域に根差した新聞社が、デジタル化を推進する姿勢が評価されました。
日本新聞協会技術委員会賞とは
日本新聞協会技術委員会賞は、新聞社が持つ製作や情報技術における改善や革新を促進するために設立された賞です。毎年、新聞協会に加盟する企業の社員が発表した技術開発が対象となり、2026年度は、雑誌『新聞技術』の266号から268号において、34の作品の中から、たるポを含む5つの優れた技術が選出されました。
顧客データ基盤「たるポ」の特徴
「たるポ」は、2024年3月に運用を開始した顧客データ基盤で、新聞の購読者やデジタルサービス利用者の情報を共通のIDで統一的に管理しています。このシステムにより、ポイント制度や読者へのモニター制度といった多くのサービスを利用者がスムーズに受けられるようになっています。さらに、懸賞やイベントなどの特典も提供され、利用者にとって魅力的な要素が多く含まれています。
「たるポ」は、地域企業や自治体との連携による課題解決や新しいビジネスの創出を目指しており、今後は「地域共創プラットフォーム」としての役割が期待されています。例えば、2026年4月には広島トヨペットの会員組織の基盤にも採用されており、その活用範囲は年々広がりを見せています。2026年5月18日現在、たるポ全体の会員数は39万3千人を超え、今後の成長が楽しみです。
受賞の理由
日本新聞協会技術委員会から評価されたポイントの一つは、地方紙として地域内で顧客データ基盤を共通化した点です。これにより消費者向けだけでなく、外部の企業や自治体とも連携し、ビジネス展開を視野に入れた柔軟な構想力が功績として認められました。さらに、技術面においても、従来の複雑な会員管理基盤をクラウドサービスを活用して再設計し、利用者がより使いやすくなった点も評価されています。
短期間で会員数の増加を実現した背景には、技術設計と運用設計の統合的なアプローチがされていることが伺えます。
未来への展望
中国新聞社は、この受賞を契機に「たるポ」を通じて地域の企業や自治体とのさらなる連携を進め、地域社会に貢献するデジタル基盤の構築に取り組む意欲を示しています。地域が抱える課題に対して、情報技術を駆使して解決策を提示するこの試みは、地方新聞社の新たな可能性を切り拓くものです。
会社情報
株式会社中国新聞社は広島市中区に本社を構え、1892年に創業し、多様な事業を展開しています。日刊紙「中国新聞」の発行だけでなく、デジタルサービスや文化・スポーツイベントの開催などを行い、地域に密着した情報提供を続けています。
詳細は公式サイトをご覧ください:
たるポ公式サイト
また、会社概要やお問い合わせに関しては以下をご利用ください。
- - 会社名: 株式会社中国新聞社
- - 所在地: 広島市中区土橋町7-1
- - 代表者: 代表取締役社長 岡畠鉄也
- - 設立: 1892年5月5日
- - E-mail: [email protected]
これからの「たるポ」の展望と、地域貢献に向けた取り組みに注目です。