不登校支援に「サイエンス」を活用
新たな助成事業の発表
2025年12月19日、公益社団法人 子どもの発達科学研究所とREADYFOR株式会社が合同で発表した新しい助成事業『不登校支援に「サイエンス」を~根拠に基づく「自分に合った支援」が受けられる環境を、全ての子どもに~』が注目されています。この助成事業は、急増する不登校や長期欠席の子どもたちに対し、科学的根拠に基づく支援モデルを提供することを目的としています。
事業の背景
日本全国での不登校者数は、11年連続で増加しており、2024年には約34万6千人もの子どもが不登校状態にあるとされています。このうち、専門的な相談や指導を受けていない児童生徒も約13万4千人にのぼり、過去最多となっています。子どもの発達科学研究所は2024年に実施した調査において、不登校の主な原因を「トラウマ・メンタルヘルス」「知的発達」「発達特性」などに分類し、個々の支援ニーズを把握することの重要性を明らかにしました。
助成事業の概要
この助成事業の公募は2025年12月19日から開始され、全国を対象にしています。支援対象となるのは、2026年5月から2029年2月までの期間に活動を行う団体で、採択される団体は5~6団体程度です。各団体への助成金は年間で約1,300万円から1,560万円を見込んでおり、最大で約4,680万円の支援が行われることになります。
科学的根拠に基づく支援の必要性
現在の民間支援施設では、科学的根拠に基づいた支援が実施されている例は未だ多くありません。これは、専門職の不足やアセスメントに必要な労力、さらに必要な連携先の不足といった課題から来ています。そのため、本事業では特に以下の支持を行います:
1. リーダー層や支援スタッフへの専門的研修を実施
2. 簡便なアセスメント・モニタリングツールを提供
3. 地域の連携資源に関する調査・支援
オンライン説明会・相談会の開催
公募説明会も併せて行われ、2025年12月19日にオンラインで開催されます。この説明会では、助成事業の背景や申請方法などが詳しく説明され、質疑応答の時間も設けられています。さらに、12月23日にはフォローアップのための相談会も実施予定で、事業に関する疑問点を解消する良い機会となるでしょう。
今後の展望
この新たな試みが成功すれば、科学的根拠に基づいた支援が全国の子どもたちに広がり、それぞれのニーズに応じた支援が受けられる環境が整うことになるでしょう。文部科学省いわく、このような取り組みは、再就学率の向上や、子どもたちのメンタルヘルスの改善にもつながるとされています。今後の進展が期待されます。
お問い合わせ
本事業に関する詳細や興味のある方は、次の事業ウェブサイトをご覧ください:
事業ウェブサイト 。