ラチェットモンキーが進化を遂げるコンテスト開催
今年、香川県高松市に本社を置く株式会社ヤマウチが運営する自動車整備工場「ラチェットモンキー」は、リモート形式で「第12回ラチェットモンキーコンテスト」を開催しました。この新しいスタイルは、コロナ禍を経た時代の流れを反映して、完全にペーパーレスで行われました。全選手が事前に録画した競技を一緒に視聴し、Googleフォームで評価するという形で、参加者全員が技術を磨く機会を持ちました。
コンテストの目的
ラチェットモンキーの経営理念には、個性豊かなカーライフ文化の創造や地域社会への貢献があります。今回は、その中でも特にお客様に気持ちの良いサービスを提供することを目指しました。参加者は、競技を通じて技術力や接客スキルを向上させ、全員がその成長を楽しむお祭りのようなコンテストを実現しました。
新たな挑戦としてのデジタル形式
参加者は全4種目、各店舗から3名が代表となり、合計12名が競い合いました。競技は電話応対やSDGsに基づく車検案内、鈑金受注、故障診断と多岐にわたり、それぞれのスキルが試されます。新入社員による選手宣誓や紹介動画も盛り込まれ、視聴者を飽きさせない工夫がされました。
特に今年のSDGs車検案内部門では、環境意識の高いお客様に向けた説明が求められ、通常の車検とは異なる特徴をしっかりと提示する必要がありました。この新たな試みは、社員にとっても大きなチャレンジでした。
コンテストの結果と感謝
コンテストの結果は、社長賞やオブザーバー賞をはじめとする特別賞が用意されており、個人の点数を公表せず、チーム戦での競争を楽しむ形となりました。それにより、選手たちへのプレッシャーを軽減し、よりリラックスした状態で競技に臨むことができました。社長の岡本将氏は「丁寧さ」が競技者たちを貫いていると評価し、顧客に対する「お車のお医者さん精神」が確実にカルチャーとして根付いていることに喜びを示しました。
未来に向けたビジョン
運営委員の金崎さんは「全てはお客様のため」と語り、来店するお客様に心地よいサービスを提供するために日々努力していることを強調しました。また、岡本社長はコンテストテーマを「進化」とし、モビマー整備事業をコア事業として多角化を進める意欲を見せました。このような挑戦を通じて、ラチェットモンキーは今後も地域社会や顧客に支持される整備工場を目指して進化し続けることでしょう。