離婚家庭で育った子どもたちの心の声を聞くトークセッション
親の離婚は、当事者だけでなくその子どもたちにも大きな影響を与えます。現在、約20万組の夫婦が国内で離婚しており、そのうち未成年の子どもがいる家庭は実に6割にものぼります。未成年の子どもたちは、親の争いや離婚に伴う様々な不安を抱えながら生活しています。こうした問題をクローズアップしたトークセッションが開催されます。
トークセッションの目的
本イベントでは、離婚を経験した子どもたちの貴重な声を集め、同じような境遇に置かれている子どもたちへ贈るメッセージを発信します。参加者には、離婚家庭で育ったことで感じた孤独や不安を語る若者たちが登壇し、彼らの体験を通してどのように困難を乗り越えてきたかをシェアします。これにより、同じような状況にいる子どもたちにとって少しでも安心を感じられる場としていきたいと考えています。
離婚と子どもたちが抱える課題
離婚家庭の子どもたちが直面する問題は多岐にわたります。安心して生活すべき家庭環境で、親の離婚やその後の争いを目の当たりにすることで、自己肯定感が低下したり、心の傷を抱えたりすることが少なくありません。実際に、離婚家庭の子どもたちの約50%が、周囲にこの経験を話すことができずにいるという調査結果もあります。こうした状況を受け、当団体では長年にわたって支援を行っていますが、依然として「親同士の争いを見たくない」「なぜ親はこんなことをしなければならないのか」といった声が聞かれています。
トークセッションの詳細
このトークセッションは、全国どこからでも参加できるハイブリッド形式で行います。会場参加は定員があり、先着70名ですが、YouTubeでのライブ配信もあるため、遠方の方々も気軽に視聴可能です。
開催概要
- - 日時: 12月19日(日)14:30~17:00(開場14:00)
- - 場所: 松戸市勤労会館
- - 定員: 70名(会場参加)、ライブ配信は定員無し
- - 参加費: 無料
- - 申し込み: こちらから
参加者の声
過去実施したイベントでは、参加者から以下のような反響が寄せられました。
「子どもの生の声が聞けて、本当に良かった。」
「参加して、当事者の気持ちをより深く理解できた。」
こうした声からも、トークセッションの重要性が伺えます。
開催背景とウィーズの活動
NPO法人ウィーズでは、親の離婚や別居といった家庭環境の影響を受けている子どもたちの支援に力を入れています。私たちは、LINE相談窓口を設けたり、面会交流の支援を行ったり、子どもたちの居場所作りに取り組んでいたりします。
理事長の光本歩氏は、「自分も離婚家庭で育った経験があるからこそ、同じ苦しみを抱える子どもたちのために活動したい」と語っています。同氏が自身の経験を通じて掴んだ「完了」の concept を多くの子どもたちが知ることで、彼らの心の負担が少しでも軽くなることを願っています。
まとめ
多くの子どもたちが直面する離婚という現実。今回は、その現実と向き合うための場所を提供するトークセッションです。孤独や不安を抱えている子どもたち、そしてその支援を考える世代の方々にとって、このイベントが心の声を共有するひとつのきっかけとなることを期待しています。参加をお待ちしています。