高校化学コンテスト
2024-10-01 16:38:42

高校化学グランドコンテスト、全国から102チームが集結し熱戦を繰り広げる!

高校化学グランドコンテストがいよいよ開催



2023年10月26日(土)と27日(日)、東京都江東区の芝浦工業大学豊洲キャンパスにて高校化学グランドコンテストの最終選考会が行われます。このコンテストは、全国的に高校生や高等専門学校生の学習研究活動を支援し、彼らの科学的創造力を育むことを目的に設立されました。今年で第19回を迎えるこのイベントには、国内外から102チームが集結し、約450名の参加者が科学の探究を競う場となります。

コンテストの流れ



最終選考会の初日、10月26日には全体でのポスター発表が行われ、参加者たちは自らの研究成果を発表します。2日目の10月27日には、第一次審査で上位10位に入ったチームによる口頭発表が予定され、東京大学名誉教授の尾嶋正治氏による特別講演も行われます。今年は特に、海外から招聘された3チーム(台湾から2校、シンガポールから1校)が来日し、口頭発表を行うことで国際的な交流も深まります。

審査と表彰



最終選考会での審査は、名古屋大学名誉教授の巽和行氏を含む全国10大学の化学専門教授陣が担当します。その中でも特に優れた発表にはグランド・アワードが授与されます。アワード受賞チームには、文部科学大臣賞や化学未来賞、化学技術賞が贈られ、芝浦工業大学からは受賞チームが海外の国際フォーラムへ派遣される機会が与えられます。

具体的な派遣先は、2024年にシンガポールで開催される「16th International Science Youth Forum」または、台湾の「Taiwan International Science Fair」です。これにより、日本の高校生が国際的な場での経験を積むことができるでしょう。

昨年の様子と参加チーム



昨年のコンテストでは、様々な興味深い研究発表が行われました。たとえば、「アラニナト銅水溶液中に生じた赤色薄膜の物質同定」や、「ウグイスの粉を使ったフラーレン水分散液の調製」など、多岐にわたる研究が紹介されました。

参加チームの中には、静岡県の静岡北高等学校や長野県の諏訪清陵高等学校、さらに広尾学園高等学校や福島県の会津学鳳高等学校など、全国各地から集まる強豪校が並びます。特に注目されるのは、各校が持つ独自の研究テーマであり、その創造性と実践力が試される場でもあります。

教育支援プログラムとしての意義



高校化学グランドコンテストは、単なる競技会ではなく、高校生や高等専門学校生の自主的な探求活動を促進します。これを通じて、将来的に科学分野で活躍できる人材の育成を目指しています。2004年から大阪公立大学を中心に開催されていましたが、2023年度より芝浦工業大学が主催することになりました。これは、教育支援プログラムのさらなる発展を意識した取り組みです。

最後に



このように、2023年度の高校化学グランドコンテストは、科学の探究を通じて気づきや学びを得る貴重な機会となります。大学のキャンパスで体験できる生のスリルや緊張感を味わいながら、未来の科学者が育っていく姿がここにあります。来たるコンテストを是非ご注目ください。


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