柏の子どもたちがPR動画を制作!
千葉県柏市にある株式会社ニューオークボが、地元の小学生が設立したPR会社『大津ケ丘クリエイティブカンパニー』とのプロジェクトで新たな一歩を踏み出しました。この取り組みは、地域への愛情と関心を育むことを目的としており、子どもたちの独自の視点で地元企業の魅力を動画で発信しています。
企画の背景と目的
ニューオークボの代表、中嶋徳治社長はこのプロジェクトを通じて、地域を盛り上げる意義を強調しています。プロジェクトの背景には、地元柏の企業の魅力を子どもたちに知ってもらい、興味を持たせるという願いがあります。また、柏市立大津ケ丘第一小学校が取り組んでいる「自分たちの地域をより良くする」活動とも良い形で合致し、共同でのプロジェクトへと発展しました。
大津ケ丘クリエイティブカンパニーの設立
大津ケ丘第一小学校では、令和5年度から『大津ケ丘アクティブ大作戦!』や『大津ケ丘のふるさとPR大作戦!』といった活動を進め、本年度に6年生がPR会社としての形を整えました。総勢41名のメンバーの中から8名が選ばれ、ニューオークボの工場を見学し、取材や撮影を通じてPR動画を制作しました。
制作されたPR動画の特徴
今回制作されたPR動画は2つのテーマで、約1分間の短編です。グループ1では“パスタメーカーニューオークボのすごさを教えちゃいます編”、グループ2では“ニューオークボのパスタの美味しい食べ方編”として公開されています。子どもたちの目の前で、普段は見られない工場の裏側が披露され、その経験が彼らの創造力をさらに刺激しました。
工場見学の感想
参加した生徒たちは、工場見学を通じて様々な驚きを体験しました。
- - 「世界で唯一の機械でパスタが押し出されるのを見て楽しかった!」
- - 「原料がパスタになる過程がとても興味深かった!」
- - 「試食したパスタがもちもちしていて美味しかった。」
このように、彼らは訪問先での体験から多くの知見を得て、自身の作品づくりにも活かしています。
動画制作の苦労と喜び
動画制作には約8時間が費やされ、昼休みも利用して取り組んだことが彼らの情熱を物語っています。「入れたい内容を絞り込む作業は大変だったけれど、映像が完成した時は本当に嬉しかった」と話す子どもたち。特に、録音と映像の同期には多くの努力が必要でしたが、それを乗り越えて完成した作品に誇りを持つ姿が印象的です。
将来の展望
子どもたちは、このプロジェクトを通じてさらに広がる映像制作の可能性を感じているようです。「まだ知られていない地域の魅力を世界に伝えたい」「観る人が楽しめるような動画を作っていきたい」との陳述は、地域社会の未来を担う若き力としての期待が高まります。
大津ケ丘第一小学校の教育理念
大津ケ丘第一小学校は「創造性を育む教育」を掲げ、子どもたちの未来を大切に見据えた教育方針を取っています。この理念の下、地域との連携を深めながら、社会に開かれた教育の実現を目指しています。取り組みが評価され、さらなる教育的成果も期待されています。
まとめ
ニューオークボと大津ケ丘クリエイティブカンパニーの協力は、地元柏の新たな活性化の兆しです。今後も子どもたちの力を借りながら、地域の魅力を発信し続けていく正に「地域との共育」を体現した事例と言えるでしょう。彼らの挑戦が、柏市全体に活力を与えることを期待しています。
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