韓国のプリントシール機「Photoism」と「ほっぺちゃん」のコラボ
近年、大人気のプリントシール機ブランド「Photoism」と、人気キャラクター「ほっぺちゃん」によるコラボレーションが発表されました。これにより、IP(知的財産)ビジネスの新しい地平が切り開かれることが期待されています。
裏にある背景
「ほっぺちゃん」を展開するメモリーテックつくば株式会社のインタラクティブコンテンツ事業部、通称サン宝石がこの施策を推進しています。CRAVIA株式会社が「ほっぺちゃん」のIPライセンスを統括し、体験型IP収益モデルを新たに構築することが目指されています。近年のIPビジネスは物を売るだけから、体験が重要視されるようになってきています。特にZ世代にとって、推しキャラクターやアイドルとの「共演体験」や、その瞬間をSNSでシェアすることが購買行動に直接影響しています。
「Photoism」は、アイドルやキャラクターとのコラボレーションを得意とし、今では世界20カ国で830以上の店舗を展開するグローバルブランドに成長しました。
コラボ内容と施策のポイント
この施策は、2026年4月23日から6月14日までの期間、国内およそ105店舗に設置された「Photoism」にて体験型コンテンツとして提供される予定です。その内容は「ほっぺちゃん」のオリジナルフレームを活用したもので、以下3つの価値を提供することを目的としています。
1.
体験の新たな商品化: 「ほっぺちゃん」の撮影体験が商品化されることで、新たな収益機会を生み出します。
2.
世代を超えたファンづくり: 2009年に誕生した「ほっぺちゃん」が韓国カルチャーと結びつくことで、既存のファン層と新たな顧客層の両方に訴求します。
3.
SNSでの拡散: 撮影した素材はSNSでのシェアを前提としており、オーガニックな認知拡大が期待されています。
戦略的位置付け
CRAVIA株式会社にとって、このコラボは単なる施策ではなく、重要な戦略的展開と位置づけられています。具体的には、IPの「リアル接点プラットフォーム化」を進めていく考えです。これにより、店舗やイベント、デジタルでのIP接点を強化し、K-POPや韓国雑貨などのアイテムとの統合的な展開が進むでしょう。マネタイズモデルの確立を模索しながら、即時の収益化を目指す計画もあります。
今後の展望
今後は得られるデータやモデルを基に、IPと体験型コンテンツを横展開し、商業施設やリテールとの連携も強化していく意向です。また、インバウンド需要を踏まえたグローバル展開も視野に入れているとのこと。「ほっぺちゃん」を中心に、所有から体験へとシフトする新しい市場トレンドに対応し、持続的な成長を狙います。
新たなビジネスモデルの構築が進む中、ファンとキャラクターの新しい接点が生まれることは間違いありません。今後の展開が非常に楽しみです。