研究者とつながる
2025-07-30 00:03:27

全国の中高生と研究者がオンラインでつながる新しい探究環境

新たな探究環境を提供する「NEST LAB. ドクターコース」



近年、生成AIの普及により、志望理由書や自己PR文の内容だけで個人の適性を判断することが難しくなってきています。そのため、実際の行動や成果を伴った経験の重要性が増しています。しかし、地域や学校によって、その様な経験を得る機会の差が大きく、これが「探究格差」として問題視されています。そこで、株式会社NEST EdLABが発表した「NEST LAB. ドクターコース」が注目されています。

このプログラムは、2025年9月から全国の小中高生と修士及び博士の専門講師がオンラインでつながる研究支援プログラムとして、全国の学校に導入されます。特に、学校が探究の機会を提供することで、学生は自らの研究に挑戦し、成果を挙げることが期待されています。

探究のプロセスを体験する



「ドクターコース」は通常は日曜日に開講されるオンラインスクールですが、学校向けには平日の放課後プログラムとして提供されます。このプログラムでは、生徒が設定した研究テーマに対して、理系分野の専門講師が mentorship を行います。月2回のオンライン授業に加え、非公開SNS「Slack」を用いて、研究プロセス全般にわたり個別かつ具体的な指導が行われます。生徒たちは、自らのテーマを設定し、実験計画を立て、得られたデータを分析し、最終的には全国規模の研究発表大会「サイエンスキャッスル」での発表を目指します。

教育機関と地域社会への展開



このプログラムの初めての導入校となったのは奈良学園登美ヶ丘中学校・高等学校です。奈良学園登美ヶ丘は、科学実験を通じて「科学的に物事を見る力」を養成することを教育方針として掲げており、探究型学習の先駆けになることを目指しています。生徒は希望者を募りグループを作り、専門講師と共に探究活動を行うことで、学次の進路選択にもプラスになる経験を得ることができます。

このプログラムは、研究機関が少ない地域でも実施できる「探究インフラ」の形成を目的としています。研究者との接点がない学校や、探究を指導できる教員が不足している学校に対して、積極的な支援を提供します。関心のある学校や自治体に対しては、説明会や体験授業も行う予定です。これにより、未来の研究者や起業家を育てる基盤を全国的に広げていくことを目指しています。

まとめ



「NEST LAB. ドクターコース」は、探究格差を解消するための重要な一歩です。全国の中高生が専門講師と共に探究活動を行うことで、個々の可能性を最大限に引き出すことができます。教育機関や地域社会での導入が進むことで、次世代の才能が育まれ、日本の未来へとつながることが期待されます。デジタル時代にふさわしい、新しい教育の形がここに誕生しました。


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会社情報

会社名
株式会社NEST EdLAB
住所
新宿区下宮比町1-4 飯田橋御幸ビル6F
電話番号
03-5227-4198

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