奈良先端科学技術大学院大学にChatSenseが導入
株式会社ナレッジセンスは、奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)に法人向けChatGPTサービス「ChatSense」を導入したことを発表しました。この取り組みは、教職員の業務負担を軽減し、研究や教育により多くの時間を費やすことを目指しています。
ChatSenseとは何か
「ChatSense」は、法人向けに特化したChatGPTサービスで、セキュリティや業務効率化に特化した機能を提供しています。ChatGPTは、米OpenAI社が開発した大規模言語モデルで、人間とほぼ変わらない自然な対話が可能です。この技術を法人向けにアレンジしており、ナレッジセンスは400社以上の大手企業で導入されています。
NAIST導入の目的
NAISTが「ChatSense」を導入した主な目的は、教職員が事務業務から解放され、教育及び研究活動により専念できる環境の構築です。具体的には、文書作成や科研費申請書のサポートを通じて、生成AIの力を借りて業務の効率化を図ります。これにより、教育サービスの品質向上を狙っているのです。
導入担当者は「ChatSenseの導入後は、事務の効率化や科研費の添削支援を中心に、幅広い業務で活用する予定です。ナレッジセンス社との連携を通じて、生成AIを活用し、教育サービスの品質向上を目指していきます」とコメントしています。
ChatSenseの特長
「ChatSense」には以下のような特長があります。
1.
セキュリティ強化: ChatSenseでは、チャット内容がAIの学習から保護され、企業の機密情報が漏洩するリスクを最小化します。
2.
社内データ学習機能: 通常のChatGPTにはない法人向けの機能が豊富に揃っており、社内の具体的なニーズに応じたカスタマイズが可能です。
3.
初期費用ゼロ: 企業での導入に際し、初期費用がかからず、利用期間の縛りもありません。企業が気軽に導入できる環境が整えられています。
今後の展望
ナレッジセンスは今後も、RAG(Retrieval-Augmented Generation)の活用や最新のAI知見を取り入れ、従業員が知的活動を迅速に行えるよう幅広いサービス開発に取り組む予定です。これにより、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を加速し、生産性向上を図ります。
また、ナレッジセンスでは、生成AIを活用して業務効率を高めたい企業からの問い合わせを歓迎しています。これにより、教育機関や企業が抱える課題を更に解決へと導くためのサポートを行っていく方針です。
まとめ
奈良先端科学技術大学院大学によるChatSenseの導入は、教育現場における革新を象徴する出来事です。生成AIの活用によって、教職員はより高度な活動に集中できる環境が整えられ、学術的な基盤が一層強化されることが期待されます。ナレッジセンスの取り組みがもたらす新たな価値に、今後も注目が集まるでしょう。
詳細は
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