倉敷中央病院のDX推進
2024-06-27 14:29:10

倉敷中央病院がリグリットパートナーズとコンサルティング契約を締結 - 働きがいのある職場環境実現に向けたDX推進

倉敷中央病院がリグリットパートナーズとコンサルティング契約を締結 - 働きがいのある職場環境実現に向けたDX推進



岡山県倉敷市にある倉敷中央病院は、株式会社Regrit Partners(以下、リグリットパートナーズ)とコンサルティング契約を締結したことを発表しました。この契約は、倉敷中央病院が掲げる「スキルアップと自己実現を実感できる、病院スタッフにとって魅力ある職場」の実現をサポートすることを目的としています。

背景:人材不足と働き方改革の課題



2024年4月から医師にも時間外労働の上限規制が適用されるなど、医療機関を取り巻く環境は厳しさを増しています。特に、少子高齢化による労働力人口の減少は、医療従事者の不足という深刻な問題を引き起こしており、地域医療の維持は喫緊の課題となっています。

倉敷中央病院は、岡山県西部圏域約80万人に医療を提供する重要な医療機関です。高齢救急患者の増加など、地域医療のニーズは高まる一方、人材確保は大きな課題となっています。

これらの課題に対し、倉敷中央病院は第6次中期経営計画で、単なる「働き方改革」ではなく、医療従事者にとって魅力的な「学びと成長の場」となるような職場環境づくりを目指しています。

リグリットパートナーズとの協業で目指すもの



リグリットパートナーズは、2023年9月から倉敷中央病院の支援を開始し、人事部門における業務の可視化・分析、従業員向け手続き業務のデジタル化、働きやすさと働きがいを実現する人事制度の立案などを支援しています。

具体的な取り組みとしては、以下の点が挙げられます。

ペーパーレス化による業務効率化: 職員の手続きをスムーズにするデジタルサービスの導入を進めています。
AIを活用した24時間対応: 職員の負担軽減を図るため、AIによる24時間・365日の問い合わせ対応体制を構築します。
ITリテラシー向上: 職員のデジタルスキル向上のための研修プログラムを実施します。
タレントマネジメント: 職員の能力を最大限に引き出し、最適な配置と評価を行うための体制整備を進めます。
働きがいのある職場環境: 心理的安全性の高い職場づくりを目指し、あらゆるハラスメントをなくし、職員が安心して能力を発揮できる環境を整備します。

期待される効果



これらの取り組みを通して、倉敷中央病院は以下のような効果を期待しています。

職員の働き方改革: 働き方改革を実質的な運用で「働きがい」につなげ、職員の満足度向上を目指します。
人材の確保と定着: 働きやすい環境と成長機会を提供することで、優秀な人材の確保と定着を図ります。
医療の質向上: 職員のモチベーション向上と能力開発によって、より質の高い医療サービスを提供することを目指します。
* 地域医療への貢献: 働きがいのある職場環境を実現することで、地域医療を支える人材の確保を強化し、地域社会への貢献を促進します。

今後の展望



倉敷中央病院とリグリットパートナーズは、今後も連携し、職員の能力開発、働き方改革、人事制度の改革などを継続的に進めていく予定です。今回の取り組みが、病院スタッフにとって魅力的な職場環境の実現に貢献し、地域医療の質向上につながることが期待されます。


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