イタリアスポーツブランド「LOTTO」が日本市場で新展開、URBAN RESEARCHとのコラボ始動

イタリア生まれのスポーツブランド「LOTTO」が、日本市場への新たなアプローチを開始します。豊島株式会社が2025年1月より日本におけるマスターライセンス権を取得し、これまでのLOTTOのアーカイブを再構築したコレクションを展開することが決まりました。アーバンリサーチとの独占販売契約により、全国の店舗やECサイトで、早ければ3月14日からこの新しいラインが販売される予定です。

このコレクションは、ミラノというファッションの最先端都市が持つ独特のストリートファッションやヴィンテージ文化の影響を色濃く受けつつ、ニューヨークの現代的なストリートカルチャーも取り入れています。歴史と現代が交錯するこの新たな提案は、日本のファッションシーンにどのような波及効果をもたらすのでしょうか。

■ 「LOTTO」の歴史と魅力

「LOTTO」は、1973年にイタリアのモンテベルーナで設立され、多くのアスリートとともに成長してきたブランドです。その象徴であるダブルダイヤモンドロゴ「ロザンガ」は、世界中で広く認知されています。サッカー界との深い関わりを持つLOTTOは、ACミランやユヴェントスFCなどの有名なクラブを支援してきました。現在では、100か国以上で展開し、300人以上のプロ選手とも提携し続けています。

■ クリエイティブ・ディレクターの湯本弘通氏の役割

新たなコレクションのクリエイティブ・ディレクターには、湯本弘通氏が起用されました。彼は、独自の視点を持ったファッションディレクターで、2014年に設立したブランド「SEE SEE」が多くの支持を集めています。湯本氏は、ストライプに新たな意味を持たせた「Stripes For Creative」などのプロジェクトを手掛けるなど、非常に多才なディレクターです。アーバンリサーチ京都のリニューアルプロジェクトにも関与し、今後の活動にも期待が高まります。

■ 販売に向けた充実のビジュアル展開

ファーストコレクションのビジュアルはニューヨークで撮影され、国内でも人気のクリエイターたちによって制作されています。日本のフォトグラファー守本勝英氏とスタイリスト石井大氏が手がけたLOOKも公開されており、海外と国内のクリエイティブが見事に融合しています。

■ より広がるアーバンリサーチの取り組み

株式会社アーバンリサーチは、伝統と革新をキーワードに様々なファッションとライフスタイルを発信してきました。2023年からは「YES GOOD MARKET」への全面サポートを開始し、店舗やECサイトでの新しい試みも進めています。アーバンリサーチの広がる取り組みに、LOTTOの新コレクションがどう寄与していくのか、非常に楽しみです。

■ 豊島株式会社のサステナブルな展望

豊島株式会社は1841年に設立された商社で、180年以上の歴史を背景に持つ企業です。持続可能なライフスタイルを提案し、さまざまな素材や商品開発に力を入れています。「MY WILL」という理念を掲げ、近年はインフォメーション・テクノロジーを活用した新しいサービスの提供も進めています。これらの取り組みを通じて、ファッション産業における革新性と貢献を目指しています。

2025年の春、LOTTOの新しい風がいよいよ日本に吹き込むことになります。アーバンリサーチとのコラボレーションがどのように展開されていくのか、また、ファッションという文化が進化していく様子を見届けるのが楽しみです。