セミナー概要
2024年11月30日(土)、株式会社イマジナが主催する「経営・ブランディングセミナー」が博多で開催されます。本セミナーは、近年の働き方改革の影響を受けた日本企業の現状に光を当て、特に管理職に求められる役割について深く探求します。セミナーは、2023年に出版された書籍『管理職のチカラ』の出版記念イベントとして企画されており、具体的なケーススタディをもとにした90分間の講義を通じて、参加者は組織改革に向けた思考を深めることができます。
セミナー開催の背景
働き方改革が本格化した2019年以降、日本企業での勤務時間は減少傾向にあります。特に、AI技術の急速な進化に伴い、業務の効率化が進んでいることも一因です。例えば、25〜34歳の若手社員の勤務時間は、約10年前と比較して大幅に短縮されていますが、これは単に効率化が進んだ結果だけではないかもしれません。
「ワークライフバランス」という言葉が広まる中で、日本社会には表面的な理解が浸透しています。働く時間を減らすこと自体は良いこととされる一方で、実際に求められる能力や業務への取り組みが後回しにされている実態があります。本来、このバランスは短時間で成果を上げるための能力を身に着け、自己学習や家庭の時間に充てることが重要なのです。
若手世代の意識
現在の若手社員たちは「短い労働時間」が正義だとする風潮の中で育っています。リクルートの調査によれば、若手社員が労働時間を削減する理由としては「仕事量が多い」「他者に影響される」といった言葉が並びます。しかし、効率的に働けていないと自分の能力にフォーカスする意見は少なく、職場環境や業務内容に起因することが多いのです。このため、時間短縮と業務効率化に向けた真のアプローチが見落とされがちです。
管理職の影響力
以上のように、今の若手には「働く時間を減らすことが最も重要」とする考え方が定着しています。それに対し、管理職は組織の成長において鍵となる役割を担っています。彼らは、部下が自己成長を遂げられるよう、時間がかかっても業務に対して真剣に取り組む必要性を伝える必要があります。
日本社会の変化に合わせ、上司と部下のコミュニケーションのスタイルも変わりつつあります。指示するだけでなく、なぜその業務が必要なのか、どのようなメリットが得られるのかを共感を持って説明することが、新たなマネジメントのスタイルとして求められているのです。
セミナーで扱うテーマ
セミナーでは、現在管理職に求められる特性やコミュニケーション戦略に加え、若手社員との接し方などについて深く掘り下げていきます。特に、組織としての生産性を向上させるための具体的な手法と、育成に対する真摯な姿勢が大切であるとされます。
セミナーの詳細
- - 開催日: 2024年11月30日(土)
- - 時間: 18:00〜19:30(17:45開場)
- - 場所: 福岡県福岡市博多区中洲5丁目3-8 3階 OHI アクア博多・アクア博多D会議室
- - 参加費: 無料
- - 講師: 関野吉記(株式会社イマジナ 代表取締役社長)
この貴重な機会を通じて、組織の未来を描く管理職や経営者、人事の皆様に向けた新たな発見が得られることでしょう。今の日本の企業文化を理解し、共に成長していくために、ぜひご参加ください。