女性管理職の壁
2025-12-03 10:34:17

女性が管理職になるための「見えない壁」を越えるヒントとは?

女性が管理職になるための「見えない壁」を越えるヒントとは?



10月に20周年を迎えた女性の転職情報サイト『女の転職type』が、NTT東日本のデジタル革新本部と協力し、女性たちがキャリアアップを目指すための対話会を開催しました。このイベントは、女性管理職が直面する課題や「見えない壁」を乗り越えるための活動の一環として位置付けられています。イベントに参加した『女の転職type』編集長の小林佳代子氏は、女性が管理職を目指す際の心理的な障害や具体的な解決策について触れました。

「見えない壁」とは?



『女の転職type』の調査によると、管理職に就きたくないと考える女性が70%以上を占める一方で、実際に管理職になった女性の約80%が「管理職になってよかった」と答えています。この大きなギャップは何を意味するのでしょうか?小林氏は、管理職を目指す女性が「責任の重さ」や「ハードワーク」を懸念していることを指摘し、その背景には「インポスター症候群」が隠れていると述べます。これは、自分の成功を認められない心理的な障害であり、特に完璧主義の女性に多く見られる傾向です。自信を持つための具体的な視点転換を学ぶことが、今後のステップアップには不可欠です。

具体的なキャリアに対する悩みを解消



対話会では、参加者からの具体的な悩みにも焦点が当てられました。特に、「家庭との両立」「上司との関係性」「孤独な管理職の苦悩」といったテーマが深掘りされました。

1. 家庭との両立の鍵は公平性
管理職に就く上で重視されるのは、家庭内での公平性です。小林氏は、夫婦間での役割を見直し、必要に応じて権限を委譲することの重要性を提案しました。

2. 上司は万能でないと理解する
上司の役割は技術的な優位性だけではなく、意思決定やコミュニケーション能力に求められるものであり、これは新たなリーダーシップモデルを形成するものです。

3. 孤独な管理職の悩みを解消するためにメンターを持つ
管理職が孤立しないためには、社内外でのメンターを持つことが重要です。孤独を感じたときに支え合える関係を構築することで、キャリアをよりスムーズに進める助けになります。

絶対的なロールモデルは不要



管理職を担う上で、「絶対的なロールモデル」を探す必要はありません。参加者には、「自分と全く同じ環境の人はいない」との見解が示され、周囲の人から部分的に学ぶこと、そして自分の人生の舵取りをする意思を持つことが重要であると提言されました。

このように、女性たちがキャリアアップを目指す際の具体的なヒントや成功事例が語られた対話会が、さらなる意識の向上に繋がることを期待しています。これらの内容をより詳しく知りたい方は、イベントレポート記事をぜひご覧ください。

イベントレポートはこちら

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