最近の金融界でのデジタル化が進む中、楽天証券株式会社とみずほ銀行の連携が新たなステージに進化しました。2025年7月28日より、みずほ銀行が提供するスマートフォン向けアプリ「みずほダイレクトアプリ」に、楽天証券の総合口座における資産残高や運用損益を簡単に確認できる新機能が追加されることが発表されました。この機能により、みずほ銀行のお客様は、楽天証券で保有する金融資産やその運用状況を、みずほダイレクトアプリ内で一元的に管理することができるようになります。
具体的には、みずほ銀行と楽天証券の口座を持つお客様は、「みずほダイレクトアプリ」の連携手続きを行った後、アプリログイン時に、楽天証券の資産明細や運用損益の情報を直ちに把握できるようになります。また、投資信託や国内株式など、各金融商品ごとの詳細な残高や運用状況も一目で確認可能になります。
さらに、みずほ銀行のお客様が楽天証券にまだ口座を持っていない場合でも、アプリ内で簡単に楽天証券の口座開設手続きを行うことができるため、ユーザーは必要に応じてスムーズに資産運用を始めることができるようになるでしょう。
この新機能は、すでに進行中の両社の戦略的資本業務提携から派生したもので、2022年10月に提携が結ばれて以来、両社はリアルとオンラインの利点を組み合わせたサービスの提供を目指してきました。近年のNISA制度や金利変動の影響を受け、個人の資産運用ニーズは多様化してきており、これに伴って、効率的な資産管理の手段が求められています。
この背景を踏まえ、楽天証券とみずほ銀行は、クライアントの利便性向上を図るため、今後も連携を強化していく方針です。資金の効率的な活用を促進し、銀行と証券口座間の資金移動をよりスムーズにすることで、多くのお客様に対応したサービスを展開していくことが期待されています。
最終的には、両社の連携により「個人のニーズに応える本格的なハイブリッド型総合資産コンサルティングサービス」の実現を目指すとのことです。今後の進展が楽しみですね。詳細については、楽天証券のウェブサイトで確認できます。