初めての日本酒コンクール「SAKE selection」が注目を集める
日本酒愛好家待望のイベントが、三重県で幕を開けます。2018年10月に「SAKE selection」として新設された日本酒部門を加え、国際的なワインコンクール、ブリュッセル国際コンクールが日本のお酒の魅力を世界に発信することを目的にするこの新しい試み。日本全国の蔵元から選りすぐりの銘酒が参加し、著名な審査員たちがその評価を行うことに期待がかかっています。
「SAKE selection」の開催概要
このコンクールは、10月10日から13日まで三重県鳥羽市で開催され、受賞酒の表彰式が11月21日には駐日ベルギー大使館にて行われる予定です。35名の選ばれた審査員には、欧州を中心に活躍するソムリエやジャーナリスト、日本酒輸入業者などが名を連ねています。そのため、評価の信頼性も高く、受賞銘酒は国内外で広く認知されるチャンスとなるでしょう。
クラウドファンディングの開始
さらに、地元の力でこのイベントを盛り上げたいという願いから、クラウドファンディングが2018年9月12日からスタートしました。リターンには、地元の二つの窯元が作る特製の酒器が用意されており、日本酒ファンにとっては貴重な体験ができます。
酒器の魅力
- - 半泥子廣永窯(津市):伝説的な陶芸家・川喜田半泥子の技術を受け継ぎ、土の色合いに独自の生命力を感じる作品を提供。
- 【灰釉刷毛目平盃】や【染付多幸唐草深盃】など、見た目にも美しい酒器が揃っています。
- - 醉月陶苑(四日市市):三代続く四日市萬古焼の名店で、伝統を守りつつ新しい技術とデザインを追求しています。
- 【萬古鶴文ぐい呑】など、多彩なデザインが特徴です。
これらの酒器は、クラウドファンディングのリターン品として用意されているため、この機会に手に入れることができます。
地域への影響
本イベントを主催する、ブリュッセル国際コンクール(CMB)の運営事務局である株式会社百五総合研究所の社長、荒木康行氏は次のようにコメントしています。「SAKE selectionは、審査員に日本の豊かな食文化を体験してもらう絶好の機会です。この活動を通じて、日本酒の魅力が国内外でさらに広まり、良質な日本酒が国際的に楽しんでもらえるようサポートしたい」と述べています。
受賞酒は、地方創生の一助となり、地域の観光資源とのコラボレーションを進めることを目指しています。
まとめ
初開催の「SAKE selection」は、日本酒の素晴らしさを広めるための大切なステップです。日本の伝統文化を育む意義を持つこのコンクールにぜひ注目し、応援の輪を広げていきましょう。クラウドファンディングへの参加やイベント参加を通じて、日本酒の未来を共に築いていきませんか?