最近、株式会社シー・アイ・エム総合研究所はその主力製品である「Dr.工程Navi」シリーズに新しい機能を追加すると発表しました。この新たな機能は、個別受注生産に特化した購買業務を支援する「購買オプション」です。2026年7月にリリース予定のこのオプションは、発注から受入検収までの一連の購買工程をカバーし、個別受注生産のニーズに合った柔軟な対応を可能にします。
「Dr.工程Navi」シリーズは2026年4月に販売を開始して以来、話題を集め、多くの企業での導入が進んでいます。このシリーズは、工程管理や原価管理など、製造業に特化した機能が特徴です。導入企業の管理スタイルに合わせてBasic、Standard、Enterpriseの3つのエディションを展開し、各現場の課題を解決する助けとしています。
購買オプションの特徴
「購買オプション」では、個別受注生産の特性を反映した購買業務の特徴を考慮しています。通常、一度受注を受けると資材の発注が必要となりますが、その単位は小さく、短納期での体制が求められます。さらに、外注加工なども生産計画に応じてタイミングを見計らいながら発注する必要があります。このように、需要に合わせた資材調達や外注発注が行われる特性を持つため、購買業務は非常に綿密に行わなければなりません。
その結果、従来の手法では購買業務はしばしばブラックボックス化してしまう傾向にありました。しかし「購買オプション」によって、購買工程に関連するすべてのステータスをリアルタイムで把握できるようになります。これにより、発注漏れや納期遅延を防ぎ、迅速に対応する体制が整います。
たとえば、計画変更が生じた場合、製造工程と購買業務が直接連携し、発注先への通知や納期の再交渉も迅速に行えるようになります。また、検収データは個別原価に直接反映されるため、リアルタイムでの個別原価把握も実現します。
購買オプションがもたらすメリット
この「購買オプション」は、さまざまなメリットをもたらします。まず、一つの大きな利点は、最適なタイミングで必要な数だけを発注できるようになることです。また、仕入れや外注費をリアルタイムで把握できるため、経営の透明化に寄与します。さらに、生産計画と購買業務を統合的に管理することが可能となるため、部門を超えた協力が生まれ、全体の進捗も見える化されます。
企業の成長戦略
株式会社シー・アイ・エム総合研究所は、今後も「Dr.工程Navi」シリーズの基本機能向上を継続し、さらに「購買オプション」に関連する機能強化に取り組んでいくとしています。新たなオプション製品や外部機能との連携を進め、個別受注生産の現場での司令塔としての役割を果たすことを目指しています。
企業の背景
同社は1995年の設立以来、金型製造に向けた生産管理システム「Dr.工程PRO」を中心に事業を展開し、現在では大手製造業を含む500社以上に導入されています。加えてAI関連の製品との連携強化により、製造現場の改革に向けた新たなソリューションを提供し続けています。「購買オプション」についての問い合わせやデモンストレーションのリクエストは、特設サイトを通じて受け付けています。