松戸市、資源循環サービスの導入を発表
千葉県松戸市と株式会社ECOMMITは、2025年6月3日から、市内に設置された15の公共施設で資源循環サービス「PASSTO」を導入することを発表しました。この取り組みは、地域の廃棄物量削減を目的とし、衣類や雑貨の回収を通じて資源の循環を促進します。
初の試み
松戸市は、千葉県内の自治体で初めてのこの取り組みを通じて、地域の持続可能な社会の実現を図ります。「PASSTO」とは、「次の人に渡す、未来へつなぐ」という意味を込めた造語で、不要品を身近な場所で回収し、それを選別・再活用する循環システムを構築します。
対象となる不要品
回収されるものには、衣類(こども服、ジャケット、コートなど)やファッション雑貨・ホビー用品(ゲームソフト、ぬいぐるみ、キャップなど)が含まれます。利用者は、回収ボックスにこれらを入れることで、簡単に資源循環に参加できます。
利用に際しては、濡れたものや散らばるものをそのまま入れないようにし、靴は汚れを落としてから袋に入れることが求められます。一度回収されたものは返却できませんので、注意が必要です。
設置場所
「PASSTO」の回収ボックスは以下の15箇所に設置されます:
- - 小金支所(松戸市小金2ピコティ西館3階)
- - 小金原体育館(松戸市小金原6-4)
- - 新松戸市民センター(松戸市新松戸3-27)
- - 馬橋市民センター(松戸市西馬橋蔵元町117)
- - 東部スポーツパーク体育館(松戸市高塚新田427)
- - 和名ケ谷スポーツセンター(松戸市和名ヶ谷1360)
- - 市役所(本庁、松戸市根本387番地-5)
- - 松戸市総合福祉会館(松戸市上矢切299-1)
- - 古ケ崎市民センター(松戸市古ヶ崎4-3490)
- - 運動公園内管理事務所(松戸市上本郷4434)
- - 八ケ崎市民センター(松戸市八ヶ崎5-15-1)
- - 六実市民センター(松戸市六高台3-71)
- - 二十世紀が丘市民センター(松戸市二十世紀が丘中松町2)
- - 常盤平市民センター(松戸市常盤平3-30)
- - 松飛台市民センター(松戸市松飛台210-2)
ECOMMITの役割
このプロジェクトを手掛けるECOMMITは、不要品の回収・選別・再流通を行う企業で、全国に自社の循環センターを展開しています。回収した衣類は国内外でリユースされ、リサイクルが難しいものはパートナーを通じて再資源化されます。ECOMMITによると、PASSTOで回収された衣類のリユース・リサイクル率は驚異の約98%に達します。
未来への一歩
松戸市の取り組みは、地域の資源循環を促進し、住民が気軽に参加できる環境を提供するものです。ECOMMITと松戸市は、今後も連携しながらさらなる取り組みを進め、循環型社会の実現を目指していきます。環境への配慮を示すこの取り組みが、地域にどのような変化をもたらすのか、注目が集まります。
詳しい情報や「PASSTO」に関する最新情報は、
公式ウェブサイトをチェックしてください。