IWC 2016日本酒審査会が兵庫県で開催
今年も注目のIWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)の日本酒部門審査会が、兵庫県で行われることが発表されました。このイベントは、昨年に引き続き、5月16日から18日の間に実施され、参加者には日本人と外国人の審査員が名を連ねる予定です。新たに過去の10年間の活動を振り返りながら、日本酒に対する理解と評価を深めていくことを目指しています。
IWCは34年の歴史を有し、ワインの品評においては世界的に権威を認められていますが、日本酒に特化した審査会は2007年からのスタートしました。その後、日本酒の魅力が徐々に世界に広がる中、特に兵庫県はその消費が急増し、多くの受賞酒を生み出しています。今回の審査では、1,000を超える銘柄が厳選され、54名以上の経験豊富な審査員によってブラインド・テイスティングが行われます。
日本酒造青年協議会とIWCの10年にわたるコラボレーションの成果もあり、このイベントは日本酒の国際的な知名度を高める重要な舞台となります。特に毎年都道府県による支援もあり、地方の日本酒が世界に認められるチャンスが保障されています。IWCのSAKE部門イベント・ディレクター、クリス・アシュトン氏も、兵庫県が呼びかけるサポートに感謝し、地域の重要性を強調しています。
今年の審査では、通常の日本酒に加えて、純米酒や大吟醸、スパークリング酒など、多様なカテゴリーが設けられています。特に「グレートバリューSAKE」部門が新設されることにより、消費者にとって魅力的な日本酒の選定も進むでしょう。受賞酒は、トロフィーが授与され、7月にロンドンで行われるIWCアワードディナーで発表される予定です。
また、昨年の審査では、金賞43、銀賞180、銅賞214、推奨酒296銘柄と、合計733のメダルが授与されるなど、日本酒のクオリティの高さが際立ちました。特に福島県は大震災からの復興を象徴する酒造が選ばれ、世界にその名を広めるきっかけとなっています。
IWCアンバサダーの吉武理恵氏は、今年の審査会でも多くの銘柄が上位入賞を狙っていると述べ、日本酒のさらなる発展に期待を寄せています。日本酒の良さを心から評価できる素晴らしいイベントになることが予測されるIWC 2016。日本酒の故郷、兵庫県で開催されるこの審査会は、日本酒の新たな魅力に触れる絶好の機会です。
詳細情報
- - 開催日: 2016年5月16日〜18日
- - 場所: 兵庫県
- - エントリー申請締切: 2016年4月20日
さらに詳しい情報やエントリー方法は、
IWC公式ウェブサイトをご参照ください。