STSフォーラム2024 第21回年次総会が京都で開催!
2024年10月6日から8日にかけて、国立京都国際会館にて「STSフォーラム」第21回年次総会が行われます。この国際フォーラムは、科学技術と人類の未来に関する議論の場を提供するもので、今年は「AIの光と影」や「AIと医療」、「AIと教育」、「AIの倫理と規制」といったテーマを中心とした4つの会議が設けられています。
全体会議では、持続可能性やビジネスにおける科学技術、さらに基礎研究やイノベーションの政策についてのセッションを含む10のトピックが用意されています。このフォーラムには、エネルギーや気候危機、デジタル技術、グリーンテクノロジー、量子科学に関連する24の分科会もあり、世界中から集まった200人以上のオピニオンリーダーたちが講演を行います。
AI技術を活用した画期的な取り組み
今年の年次総会は、東京大学との協力により、最先端のAI技術を駆使したフォーラムとして注目されています。全てのセッションはほぼリアルタイムで要約され、参加者にデジタルスクリーンで提供されるほか、特に重要なAIに関する4つのセッションでは、AIが生成した要約をAI自身が音声で説明するという斬新な試みも行われます。
ノーベル賞受賞者らが参加
さらに、このフォーラムには世界のノーベル賞受賞者や科学技術担当の大臣、企業のリーダーたちが参加します。彼らは科学技術と人類の未来について活発に議論する予定です。昨年の年次総会には80を超える国や地域からおおよそ1,500名が参加しており、国際的な関心の高さが伺えます。
開会式に岸田内閣総理大臣が登壇
2023年の開会式には、日本の岸田内閣総理大臣が出席され、国内外の関与者に向けたメッセージを発信しました。科学技術の発展が未来に与える影響についての彼の考えを聞くことができ、参加者の関心を一層高めました。
開催概要
- - 会議名: STSフォーラム2024 第21回年次総会
- - 開催日: 2024年10月6日(日)~2024年10月8日(火)
- - 会場: 国立京都国際会館
詳細については、公式ホームページ(
https://www.stsforum.org/kyoto2024/ )をご覧ください。
STSフォーラムについて
STSフォーラムは、国境や分野を超えて、科学技術と人類の調和の取れた発展を目指すNPO法人として設立されました。毎年、京都で行われている年次総会は、高い専門性を持つ参加者が集まり、意義深い議論が交わされる貴重な場となっています。2023年には、80を超える国や地域から参加者が集まり、多様な視点が共有されました。次回のフォーラムも、この流れを引き継ぐ重要なイベントになるでしょう。