中小企業向けカップシーラー導入支援の新しい取り組みとその利点
株式会社ヤマツジ(東京都渋谷区)は、中小企業を対象に「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」を活用したカップシーラーなどの包装機械導入支援を開始しました。この取り組みは、数百万円規模の設備投資を必要とするロータリーシール機の導入を目指す中小企業にとって、資金の負担を軽減するための重要な提案となります。
背景と課題
現在、食品工場や小規模製造現場では、省力化と自動化の必要性が高まっています。特に人手不足や人件費の上昇が影響し、作業の品質にばらつきが生じ、生産数が限られるなどの問題が浮き彫りに。長時間労働の問題も加わり、相応の投資が求められています。しかし、数百万円の初期投資は、小規模事業者にとっては大きなハードルとなり「資金面で踏み出せない」という声が多く寄せられています。そこで、ヤマツジはものづくり補助金を活用した導入支援を行うことになりました。
ものづくり補助金とは
この補助金は、中小企業や小規模事業者が行う生産性向上を目指す革新的な設備投資や新製品、新サービスの開発を支援する制度です。製造業のみならず、広範な商業・サービス業も対象にしており、補助率は中小企業が1/2、小規模事業者が2/3となっています。これにより、相当な負担の軽減が見込まれています。具体的な補助上限額は要件により最大3,000万円程度ですが、大半の設備投資に対応可能です。
対象設備
ヤマツジが提案するカップシーラーの中で、特に人気なのが中ロット生産向けのロータリーシール機です。この機械は、1時間あたり700~1,800個の生産に対応可能で、コンパクトな設計により省スペースでも効率的な生産が可能です。さらに、ガス置換包装ができるモデルも用意しており、商品品質を保ちながら日持ちを向上させることにも寄与します。
導入支援の流れ
ヤマツジの導入支援は以下のステップで進行します:
1.
お問い合わせ・ヒアリング:導入を希望する商品や生産量についてのヒアリング。
2.
設備構成のご提案:カップシーラー本体や周辺機器の構成案と概算見積もりの提示。
3.
補助金申請の相談:補助金専任の専門家と打ち合わせを行う。
4.
申請書類の作成支援:事業計画書や収支計画のブラッシュアップ。
5.
採択後の正式発注:採択が決まった後、正式発注。
6.
設置・試運転・操作説明:現場での据付や、試運転を行い実際の操作説明を実施。
株式会社ヤマツジについて
ヤマツジは創業50年を迎え、累計で3000台以上のカップシーラーを納入してきた信頼のメーカーです。小規模な卓上型から大型機械まで幅広いニーズに応え、導入後のサポートにも定評があります。その発展的な取り組みは、リーマンショックを乗り越えた経験を基に、今後も続いていくことでしょう。
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