札幌市とJAL、市民と観光客をつなぐ連携協定
2024年12月6日、札幌市と日本航空株式会社(JAL)は、札幌の人流創出を目的とした連携協定を結びました。札幌市の市長、秋元克広氏が指導するこの取り組みは、地域のイベントを相互に支援し、地域経済を活性化するための重要な一歩です。
新たな人流創出の目的
この協定の核心は、札幌を観光都市としてより一層のブランド力を高めることです。道内外からの誘客を見込みながら、地域経済を活性化し、さらに訪れる人々や市民のウエルビーイングを向上させる狙いがあります。特に、交流人口や関係人口の増加を期待しています。
具体的な連携・協力内容
札幌市とJALは、以下の点において共同で取り組むことを決定しました。
1.
イベントの活性化: 札幌市内で開催される様々なイベントを対象に、町の魅力向上や集客促進を図ります。これにより、様々な文化やエンターテイメントが融合した「JALフェスSAPPORO」が生まれます。
2.
広報活動: 双方の広報媒体を駆使して、対象イベントの周知とプロモーションを行い、地域の魅力を広く発信します。
3.
ネットワークの活用: それぞれのネットワークを活用し、イベントの拡大に向けた取り組みを強化します。これによって、より多くの人々を札幌に引き寄せることができるでしょう。
JALフェスSAPPOROのコンセプト
「JALフェスSAPPORO」という名のもとに、スポーツ、音楽、文化など、多彩なイベントを連携させ、訪れる人々に忘れられない体験を提供します。このイベントのコンセプト、『つながる、さっぽろ』は、札幌市内のイベントが互いに結びつくことによって、新たな魅力を創造し、多くの人々が交流を深めることを目的としています。
- - 人とまちがつながる: 札幌の魅力を体感しながら、来場する人々が繰り返し訪問する「さっぽろファン」を生み出すことを目指します。
- - 人と人がつながる: 様々な人が触れ合う場を作り出すことで、ウエルビーイングを促進します。
今後の展開と未来のイベント
2025年2月には、その実施の一環として「さっぽろスノースポーツパーク2025」が大和ハウス プレミストドームで開催されます。これは、スポーツ・パラスポーツ・アート・グルメといった多彩なコンテンツを通じ、子どもから大人まで楽しめる冬の祭典です。また、2025年1月から2月までの期間には、ドーム内で「JALゆきひろば」がオープンし、市民や観光客が雪遊びを楽しむことができる場所が提供されます。
期待される効果
この連携により、札幌市内のコミュニティが強化され、地域経済の活性化が図られるとともに、訪れる人々のより良い体験が生まれることが期待されています。今後、対象イベントは増加する見込みであり、その魅力を広く発信していく計画です。新たなつながりが生まれる札幌での未来が楽しみです。