「どりーむぼっくす」、再演決定!
2024年12月、劇団SUPER TAICHIMONの舞台「どりーむぼっくす」が、都内の小学校で感動の特別公演を行います。ペットの殺処分や飼育放棄という社会問題に切り込んだ本作は、2021年12月に初演され、口コミで話題となりました。以降、2023年には赤坂RED/THEATERでの再演も果たし、その印象は多くの人々の心をつかみました。
背景と意義
劇団SUPER TAICHIMONは、「現代の一社会問題的側面を象徴した作品を通して、1人でも多くのお客様に興味、関心、疑問を抱いていただきたい」という理念のもと、2021年に発足しました。中尾太一主宰は、コロナ禍の中でペットの飼育放棄が増加している現状を目の当たりにし、ペットを取り巻く悲しい現実を伝えるべく「どりーむぼっくす」を創作しました。この作品は、動物愛護センターに収容される存在たちの葛藤と、彼らが抱える問題を描いた物語です。
ストーリーの概要
「どりーむぼっくす」は、ある島国の町を舞台にした物語です。主人公ソラは、父母と平穏な日々を過ごしていましたが、ある日突然、動物愛護センターのような施設に収監されます。そこで出会う奇妙な仲間たちと共に、限られた生の時間の中で「本当の大切なものは何か」を問い詰めていきます。物語を通して「信じること」「愛すること」の意味を探求する姿が描かれ、観客へ深いメッセージを届けます。
公演の詳細
2024年12月14日(土)と15日(日)の二日間、全校児童600名を対象に特別公演が行われます。さらに、この学校公演に合わせて、一般向けの劇場凱旋公演も予定されています。劇場での公演は、毎回異なるキャストによって展開されるため、さまざまな視点から作品を楽しむことができます。
劇場凱旋公演
- 12/14(土) 14:00/18:00
- 12/15(日) 13:00/17:00
- アトリエファンファーレ高円寺
- 〒166-0003 東京都杉並区高円寺南 4-44-6 ユンズビルB1F
- JR「高円寺駅」南口から徒歩1分
演出とキャスト
本作の作・演出を務める中尾太一氏は、2013年より数々の舞台で活動を重ねてきました。「どりーむぼっくす」は彼の創立した劇団の旗揚げ公演であり、彼の情熱が強く反映された作品です。
初演時には、戸舘大河、広瀬彩海などの実力派キャストが参加しました。2023年の再演でも新たなキャストによるパフォーマンスが観られ、毎回異なる味わいが楽しめます。
未来への希望
「どりーむぼっくす」を通じて、多くの人々にペットを飼う責任と、命の大切さを再認識してもらいたいと中尾氏は語ります。この舞台が社会問題に対する意識を高め、少しでも悲しい現実を変える一助になればという願いが込められています。
この感動の作品を観ることで、私たちが何をすべきか、どのように行動するべきかを考えるきっかけになれば幸いです。