羽田空港文化展
2024-08-06 11:04:16

羽田空港で楽しむ日本文化の高精細複製品展示イベント

羽田空港国際線エリアでは、日本文化に親しむ新しい機会が訪れました。2024年6月27日から9月30日までの期間、東京国立博物館が所蔵する高精細複製品の展示が行われ、特に「風神雷神図・夏秋草図屏風」と「歌舞伎図屏風」が注目されています。この展示は、海外の訪問者や国内の旅行者に日本の文化財に触れてもらうことを目的としています。

この高精細複製品の特長は、通常の文化財展示では味わえない、近くで細部を観察できる点にあります。展示は「日本の四季」をテーマにしており、季節ごとに作品が変更されます。まずは「夏」をテーマにした「風神雷神図・夏秋草図屏風」が第2ターミナル国際線施設3階出発ロビーで展示されます。

「風神雷神図屏風」は、左に雷神、右に風神が描かれた作品で、自然の力を神の姿でユーモラスに表現しています。この作品は尾形光琳によって描かれ、背面には酒井抱一の「夏秋草図」が加えられています。現在はそれぞれの屏風として保存されていますが、今回の展示では表裏を一体とした姿で再現されており、訪れた人々はその美しさを間近で楽しむことができます。

同じく第3ターミナル4階の「江戸舞台」では、「歌舞伎図屏風」が展示されています。こちらも江戸時代の重要文化財で、観る人を引き込む魅力を秘めています。展示される高精細複製品は、国立文化財機構とキヤノンによる共同研究プロジェクトの成果であり、文化財への理解を深めるための様々な体験型展示を通じて、多くの人々に文化財に親しむ機会を提供しています。

この高精細複製品は、特に色彩や筆遣いの再現に優れており、文化財の魅力を存分に味わえるよう工夫されています。また、特製のガラスケースなしで展示されるため、細部までじっくりと観察できるのも大きな特長です。

羽田空港を訪れる方々は、ただの通過地点ではなく、一歩足を踏み入れることで、日本の四季折々の美術に触れ、かつ著名な文化財を実際に体験できる貴重な機会を得ることができます。ぜひ、空港での待ち時間を利用して、展示を楽しんでみてはいかがでしょうか。

展示情報は随時更新されているため、最新の情報を得るためにも、文化財活用センターのSNSをチェックすることをお勧めします。この機会に、日本の美しい文化財をじっくりと堪能し、海外からの観光客との旅の思い出を共有するのも良いかもしれません。文化財を見ることで、日本の豊かな歴史を感じることができるでしょう。羽田空港の展示会で、日本文化を深く学ぶ素敵な時間を過ごしてみてください。


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会社情報

会社名
日本空港ビルデング株式会社
住所
東京都大田区羽田空港3-3-2第1旅客ターミナルビル
電話番号
03-5757-8000

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