岐阜県奥飛騨で唯一無二のスツールを自作する体験イベント

岐阜県奥飛騨での特別体験イベント

岐阜県の奥飛騨温泉郷に位置する『界奥飛騨』では、2025年12月1日より「匠の心と技にふれる、ひとつだけの家具づくり」という独自の体験イベントを開始します。このイベントでは、1300年の歴史を背景に持つ「飛騨の匠」と呼ばれる木工職人たちの技術に触れられる貴重な機会が提供されます。

手業のひとときとは

この「手業のひととき」は、地域の伝統文化を継承する職人や作家との出会いを通じて、参加者がその技術を間近で体験できるプログラムです。これまで界全体で25以上の体験を実施し、1600名以上の参加者を迎え入れました。

「手業のひととき」は、単なる観光体験ではなく、地域への愛着を深め、受け継がれる文化をリスペクトする機会でもあります。このイベントを通じて、多くの人々が飛騨の木工技術や伝統に触れたいと願っています。

自分だけのスツールを制作

このプログラムの中では、飛騨産業が生み出す特別なスツールを自作することができます。参加者は、職人の指導のもと6つの部品を選び、自分好みに組み立てます。使用する木材は3種類あり、部品の組み合わせは最大729通り。自分だけのオリジナルスツールが完成します。手で木を触れ、その温もりや香りを感じることで、飛騨の匠が何世代にもわたって培ってきた技術や精神を体感できます。

完成したスツールには特別な塗装と刻印が施され、旅の特別な思い出として持ち帰ることができるのです。

工場見学で成り立ちを学ぶ

また、イベント参加者は飛騨産業の家具工場を特別に見学することも可能です。創業100年以上の歴史を持つ老舗メーカーとして、飛騨産業の工場内では木材の選定から実際の加工工程、熟練の職人による技術が間近で観察できます。木を曲げる高度な技術やその背景に関するエピソードも知ることができ、飛騨家具の魅力をより深く理解することができるでしょう。