岐阜県飛騨市による過疎地域の支援イベント
岐阜県飛騨市では、2024年10月17日(木)に『国・企業・個人、みんなで考える過疎地域のコミュニティづくり』というイベントが開催されます。このイベントは、実際に過疎地で地方創生に取り組んでいるプロジェクトを基に、参加者間でコミュニティの形成を図りながら、官民連携や地方創生について考える場となります。
過疎地域の現状
飛騨市は、全国的な人口減少の先を行く「人口減少先進地」であり、この問題を真剣に受け止めています。人口減少を前提に、新しい社会モデルづくりを進め、楽しく暮らせる環境づくりを目指しています。このためには、地域内だけでなく、外部の企業や個人との連携が非常に重要です。特に、人口減少や少子高齢化が進行する地域では、内からの取り組みだけでは限界があるため、官民の協力が不可欠です。
イベントの目的と内容
当イベントは、自治体と企業がつながる第一歩として、特に「企業版ふるさと納税」に焦点を当てています。内閣府やWeWork Japanとの協力を得て、参加者が地方創生について考え、情報交換を行う機会となります。プログラムは以下のように構成されています。
1.
18:00 開場
2.
18:30 過疎地域の実態についての講演
3.
18:45 飛騨市の地方創生プロジェクト紹介
4.
19:30 内閣府より「企業版ふるさと納税」と官民連携についての講演
5.
19:45 企業版ふるさと納税マッチング・アドバイザーによるポイント解説
6.
20:00 交流会
地域問題の解決に関心がある方、地方自治体とつながりたい方、企業版ふるさと納税に興味がある方などは、ぜひ参加をご検討ください。
地域貢献のための積極的なプロジェクト
飛騨市では、様々な地方創生プロジェクトが進行しています。主なものを以下に紹介します。
1.
関係人口と共創するまちづくりプロジェクト:2017年から進められている取り組みで、地域に関わる人々との交流を深め、持続可能なまちづくりを実践しています。
2.
飛騨市薬草ビレッジ構想:豊富な薬草資源を活用し、地域に訪れる人々が薬草と触れ合うことができる観光資源を育成しています。
3.
学校作業療法室推進プロジェクト:市内の小中学校に作業療法室を設置し、専門職によるサポートを通じて、子どもたちが成長しやすい環境を提供しています。
4.
「鉱都神岡」の歴史再生:過去の栄光をもつ神岡町の鉱業の歴史を後世に伝えるべく、「鉱山資料館」のリニューアルを進め、地域文化の保全に努めています。
飛騨市の魅力
飛騨市は、22,000人が住む小さな町ですが、自然と文化の宝庫です。周囲は美しい山々に囲まれ、94%が森林に覆われています。また、ユネスコ無形文化遺産の祭りや、スーパーカミオカンデといった研究施設、アニメ映画『君の名は。』のモデルとなった風景など、多彩な地域資源が魅力です。これは、飛騨市が独自の地域活動を通じて、多くの企業や個人に「住みたい、訪れたい」と思わせる理由でもあります。
イベントを通じて、参加者同士で意見交換を行い、新しいアイデアやつながりを得ることが期待されています。飛騨市の挑戦に興味のある方々、ご参加をお待ちしております。