大型洗車機の生産開始
2025-07-02 14:27:03

エムケー精工、トラック・バス向け大型車両用洗車機を生産開始

エムケー精工の新しい挑戦



エムケー精工株式会社(本社:長野県千曲市、代表取締役:丸山将一)は、トラックやバス向けの大型洗車機「ビッグウォッシャーアバンザード」の生産体制を強化しました。6月23日より、長野県信濃町の工場から千曲市にある本社工場に生産拠点を移し、本格的な稼働を開始しました。

背景と必要性



近年のトラック業界やバス業界では、ドライバーの高齢化や人手不足が深刻化しています。この問題は、昨年4月から施行された労働時間の制限により、さらに顕著に。ドライバーの時間外労働には年間960時間の上限が設けられ、これにより輸送能力の不足が懸念されています。このような状況の中、ドライバーの負担を軽減するための施策が急務とされています。

そこで、エムケー精工が提供する大型車両用洗車機は、従来ドライバーが手作業で行っていた洗車業務を自動化。洗車にかかる時間と労力を大幅に削減し、ドライバーの労働環境の改善に寄与することが期待されています。

生産体制の移管



エムケー精工は、これまで信濃町の工場で普通車向けの洗車機や大型車両用洗車機を生産してきましたが、最近の市場需要を考慮し、本社工場への生産ライン移管を決定。これにより、生産スペースの拡充と効率的な生産手法を取り入れ、顧客のニーズに迅速に対応できる体制を整えました。この移管によって、よりスピーディーな納品が可能になり、顧客との関係性も深化していくことでしょう。

ビッグウォッシャーアバンザードの特長



新たに稼働を始めたビッグウォッシャーアバンザードは、以下の特長を持っています。

スピード洗車


一般的な洗車では1時間程度かかるところ、ビッグウォッシャーは最短3分53秒で洗車が完了します。このスピード感はドライバーの貴重な時間を節約し、効率的な運行管理に繋がります。

節水の観点


10トンのトラックを洗車する際の水使用量は約135リットル。従来の手洗い洗車と比較すると、300〜500リットルの水を使うケースが多い中で、これだけの節水が実現しています。これは環境に優しいだけでなく、コスト削減にも寄与します。

多彩なオプション


さらに、普通車洗浄システムや冬場の融雪剤を除去するための固定式下部洗浄システムなど、多様なオプションが用意されており、顧客のニーズに対応可能です。これにより、大型車両以外のニーズにも柔軟に応えることができるようになっています。

今後の展望



エムケー精工は今後も、生産体制の充実を図りながら、時代のニーズに合った製品開発を続けていく考えです。ドライバーの負担軽減を実現するために、さらなる革新を求めて邁進していくことでしょう。彼らの取り組みが、トラック業界やバス業界の未来を変える一翼を担うことを期待しています。


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会社情報

会社名
エムケー精工株式会社
住所
長野県千曲市大字雨宮1825番地
電話番号
026-272-0601

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