ケータハムの革新、新たなEVスポーツカー「プロジェクトV」登場
ケータハムカーズ・ジャパン(エスシーアイ株式会社)が、「東京オートサロン2026」において、次世代のEVスポーツカー「プロジェクトV」の最新プロトタイプを世界初公開しました。このモデルは、商業化に向けた重要なステップとなっており、従来のケータハムの理念である「PURE.SIMPLE.FUN」を受け継ぎつつ、電動化する現代に対応した一台です。
ケータハムの歴史
ケータハムは1973年に創立され、ロータス創業者コーリン・チャップマンから「セブン」の設計や製造権を譲り受けました。以来、半世紀以上にわたり、その軽量さとシンプルさを重んじたスポーツカーを手掛けてきました。時代の変化に伴い、彼らは常に進化を遂げつつも、「走る歓び」という哲学は変わることなく今も受け継がれています。
プロジェクトVの特長
「プロジェクトV」は、2023年に英国グッドウッドで初めて発表され、ケータハムにおけるEVの新たな回答となることが期待されています。このモデルは、電動化されながらも、長年培ってきたスポーツカーの楽しさを加味したものです。現在は、市販化に向けた開発プロセスが着々と進行しており、EVパワートレインの主機能を担うeアクスルはヤマハ発動機から供給され、バッテリーは台湾のXING Mobilityによって開発された液浸冷却バッテリー「IMMERSIO™ Cell-to Pack」を採用しています。また、このプロトタイプは、量産化に向けた仕様で調整が進められています。
ユニークなデザイン
プロジェクトVのデザインは、ケータハムのセブンを愛してやまないデザイナー、アンソニー・ジャナレリが手掛けています。フロント部分はセブンからインスパイアを受け、ミニマルな美しさを持ちながらも、必要な機能を逃さない設計となっています。特にエクステリアは基本的な形を継承し、法律に対応するための調整も行われましたが、全体的なデザインのアイデンティティはしっかりと保たれています。
技術的な魅力
プロジェクトVに搭載されるeアクスルは、モーター、インバーター、ギアボックスを統合し、高いエフィカシーとレスポンスを実現しています。これにより、ケータハムが追求するドライビングの楽しさをEVの形で提供します。また、バッテリーは液浸冷却技術を採用しており、高性能での安全な使用が保証されています。
シャシーの堅牢性
このプロトタイプは東京アールアンドデーの技術を活かし、頑強な鋼管スペースフレーム構造を採用しています。これにより、ケータハムの伝統的な手法を活かしながらも、軽量性と高剛性感を併せ持つ車両を実現しています。電動化が進む中でも、ケータハムならではのドライブフィールは失われていません。
結言
ケータハムの未来を担う「プロジェクトV」は、革新と伝統が見事に融合したモデルと言えるでしょう。今後の量産化が待たれる中、カーエンスージアストたちの注目を集め続けることは間違いありません。電動スポーツカーの新たな選択肢として、多くの人々に親しまれることを期待しています。