TOKYO KNITの挑戦
2021-12-24 10:00:12

東京ニットファッションの新たな挑戦「TOKYO KNIT STORY」とは

東京ニットファッションの新たな挑戦と未来



東京のニット産業を代表する「東京ニットファッション工業組合(TKF)」が、近年、D2C(ダイレクト・トゥ・コンシューマー)への進出と情報発信を強化しています。この取り組みは、消費者との直接的な接点を増やし、ブランドの魅力をより伝えることを目指しています。

ブランド構築の歴史と背景



東京のニット産業は長い歴史を有し、江戸時代まで遡ります。鎖国時代に必要な物資を国内で生産する中で、東京の東部で始まったメリヤス製品の製作が、やがて重要な産業へと発展しました。戦後は多くのデザイナーが集まり、東京ファッションの中心地として世界的な評価を得てきました。TKFは、その技術力と創造性を活かし、現代のニット産業を支えています。

D2Cへの挑戦



コロナ禍の影響で、これまでのOEM(相手先ブランド生産)に依存したビジネスモデルからの変革が求められ、各企業は自らのブランドを立ち上げる必要性を感じています。TKFは2021年度から「語りはじめたファクトリーTOKYO KNIT STORY」というテーマで、D2Cの強化を中心に活動を開始しました。

この中で、認証企業は公式ウェブサイトにD2Cページを設け、自社のブランドや商品の紹介を行います。参画企業は、レディース、メンズ、キッズ・ベビー、雑貨など多岐にわたり、今後もさらに増加していく予定です。特にSNSを活用して、若い消費者にアプローチする戦略を強化しています。

SNSを活用した情報発信



「TOKYO KNIT」はYouTubeやInstagramなどのSNSを通じて、工場の特徴や商品に関する情報を発信しています。この取り組みは消費者に対して直接的なアプローチを提供し、ブランドの認知度を高めるための重要な手段となっています。また、公式YouTubeチャンネルでは企業や工場の紹介動画を配信し、各企業のストーリーを伝えることで、親しみやすさを追求しています。

未来に向けた取り組み



TKFは、今後もD2Cの強化を進め、東京のニット産業を次の時代へと導いていきます。独自のブランドを展開し、消費者との距離を縮めることで、東京のニット産業はさらなる繁栄を目指します。新しい挑戦は始まったばかりで、品質の高い製品を通じて、東京から世界に向けて発信していくビジョンが描かれています。

東京ニットファッション工業組合は、これからの時代のニットファッションの可能性を広げるため、常に革新を続けていくでしょう。今後の展開から目が離せません。

会社情報

会社名
東京ニットファッション工業組合
住所
東京都墨田区両国4-37-2TKF会館 6階
電話番号
03-3633-5601

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