自分らしさを見つける特別授業を実施、feppinessと青楓館高等学院が連携

自分らしさを見つける特別授業

2025年10月22日（水）、福岡県糸島市に本社を置くfeppiness株式会社と、兵庫県明石市にある「青楓館高等学院」が協力して、特別授業を実施しました。テーマは "内向型・外向型" という二つの性格タイプを通じて自分自身を理解し、他者との関係を深めることです。

この授業は約1万人が利用する手帳『pure life diary』を展開するfeppinessが提案したもので、同社のカウンセラー井上ゆかりが講師を務めました。彼女は心理学の観点から自身の特性と他者の違いを受け入れる方法を伝授しました。

青楓館高等学院は、生徒一人ひとりの個性を尊重し、好きなことを起点とした学びを促進する教育方針を掲げています。特に1on1の面談を使ったカウンセリングが特徴で、この特別授業はその理念に合致したものとして実現しました。

開催の背景

「右にならえ」の教育を根本から見直し、生徒の個性や可能性を広げることを目指す青楓館高等学院は、心理学やコーチングの技術も取り入れています。近年、MBTIなどの性格診断が流行している中、“内向型”や“外向型”といったラベルによる限界を考える重要性が高まっています。授業では、自身の特性を理解し、他者との関わりをかけ合わせて生かすヒントを提供しました。

授業の進行内容

授業の冒頭では、井上カウンセラーがカール・ユングの理論をもとに、外向型と内向型の違いについて説明しました。外向型は"にぎやかな時間を求める"として、内向型は"静かな時間を求める"といった具体的な説明で、学生たちが理解しやすい内容でした。

その後、参加者は自己診断を行い、日々の生活の中で感じる心地よさや疲れやすさを分析しました。これにより、内向型の生徒は自身が感じる生きづらさについて考えることができました。さらに、各性格タイプの強みや、異なるタイプ同士の関わりが生む化学反応についてのディスカッションも行われ、新たな視点を得ることができました。

「ラベリングの功罪」を考える

授業の終盤では、性格タイプを知ることの重要性とともに、そのデメリットについても議論しました。「内向型だから向いていない」といった思い込みを手放し、自分の特性を知ることこそが、自身をもっと広げる手段であると強調されました。

参加者からの感想では、"内向型であることが良いと理解できた"、"自分の特性を活かすヒントを得た"など、自分らしさを再確認する良い機会となったようです。

参加者の声

生徒たちは授業後、自分の特性を理解できたことに感謝の意を示しました。

1. "自分の内向的な部分を受け入れることができた。"
2. "内向型でも理解されると感じた。"
3. "他の人との関わり方を新しく考えられた。"

青楓館高等学院の岡内大晟代表は、今回の授業を "自分の特性を有効活用する方法に変えることができた" と評価し、feppinessに感謝の意を示しました。彼の理念と青楓館の教育方針が見事に結びついたことを印象づける瞬間でした。